ふとそんな風に思い、立ち止まるパパ・ママも多いのではないでしょうか。
あなたのお子さんは、いくつ習い事をしているのでしょうか?
私の娘は、今は
- 週に1回のオンライン英会話
- 2週に1回のプログラミング教室
- タブレット学習(国・算・理・社)
を続けています。
娘は以前、スイミングスクールにも通っていました。
その際にスイミングのバス停で一緒になる女の子に、何気なく習いごとについて聞いてみたのですが…
なんと、平日は毎日習い事をしているとのこと…! とても驚きました!
…私は、習い事をたくさんさせることは、いいこともよくないこともあると考えています。
そこで今回は、
- 習い事が多いことで起こる弊害
- 習い事の量をコントロールする方法
- 今後の習い事の在り方
について考えてみようと思います。
私が考える「子供の習い事が多いことで起こる3つの弊害」
私の娘は幼稚園年長の頃、週に4つの習い事をしていました。
しかしある時を境に、習い事に行きたがらなかったり、行こうとすると暴れたりするようになりました。
結局はっきりとした原因は分かりませんでしたが、この頃の習い事の数にも要因があったのではないかと思います。
ここからはこのような経験をした私が考える、習い事が多すぎると起こる3つの弊害について挙げていきます。
習い事で忙しすぎると子供の「自由な遊びの時間」が持てない
習い事が増えると、当然時間的制約が増えることになります。子どもが自由に遊ぶ時間も少なくなるでしょう。
私は、自由に遊ぶ時間からも学べることはあると考えています。
「子どもへのまなざし」の著者である児童精神科医・佐々木正美さんも、コラムの中でこう記しています。
子どもは友だちとの遊びを十分に体験しながら、人を信じる感情や、自分を信じる機能を育てていくのです。そして、余力を勉強に回すというのが、本当に健全な子どもらしい生き方というべきです。
大人から見ると当然と思うかもしれませんが、子どもたちが遊ぶ計画を立てたり自分たちでルールを作って遊んだりすることは、十分な学びの場でもあるでしょう。
子どもならではの発想が出てくるのも、自由な遊びの時間の中からなのではないでしょうか。
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習い事が多いと子供だけでなく親のストレスも増える
習い事が多いことで発生するストレスは、こどもだけのものではありません。以下のような親の負担も考えられます。
送迎や親の待機時間が増える
習い事が多いことで発生する時間的制約は、親にも影響を与えます。
特に、小学校低学年の習い事には、親の送迎が必要となるケースが多いからです。
自宅から習いごとの場所まで距離がある場合、往復だけでも時間がかかります。
しかも、一旦帰宅する暇もなく、その場でお子さんを待つ必要も出てくるでしょう。
ママの中には、この時間に何かできるのではないかとモヤモヤする人もいるのではないでしょうか。
子供の習い事の費用が家計を圧迫する
習い事の数が増えると、当然かかるお金も増えていきます。
家計をやりくりする必要が出てくるため、そのことがストレスの元になるケースも多いでしょう。
あるデータによると、子どもの習い事費用を捻出するために、ママが自分にかけるお金を我慢する家庭が大半という結果が出ています。
そのようなママの負担が増えるのはあまりよくないのではないでしょうか。
課題チェックをしなければならない
学習塾の場合、家庭でやる課題が出されるでしょう。学校の宿題に加えて塾の課題が増えると、子ども自身のストレスに繋がります。
また、小学校の場合は、宿題は親の丸付けが必須で、正解になるまでやり直して提出させる学校もあると聞きます。
このような課題チェックを学校と塾の両方で行わなければならないとなると、親の負担も当然増えると考えられます。
習い事が多いと子供が「学ぶこと」に受け身になる
学習塾のような、いわゆる座学で知識が増えても、学ぶことに対して受け身になる可能性があります。
与えられた問題を模範解答通りに解くことを繰り返していると、自ら課題を見つけ出し、答えのない問題に立ち向かう力が付かないのではないでしょうか。
例えば、社会に出れば、何でも会社から課題を与えられるわけではありません。
サービスや商品の中の課題を自ら見つけ出し、問題解決のためのステップを組み立てる必要があるでしょう。
ただ決められた答えを導くだけの座学を続けていても、このような思考力や問題解決力は育ちにくいと考えられます。
「子供の習い事の数は多くていい」という考え方もある
ここまでは習い事が多すぎると発生するデメリットを挙げてきました。
しかし習い事が多いのは悪いことばかりではありません。
習い事が多いということは、その分さまざまな体験ができるということです。知識も増やせます。
また習い事で基本的な学力を付けると、将来の選択肢を広げるきっかけになるでしょう。
おそらくこのような点が、親が子どもに習いごとを多くさせる根本的な理由なのではないでしょうか。
子供に習い事をたくさんさせる親の傾向
私は習いごとをたくさんさせる親の傾向として、以下のような3つの特徴があると考えています。
自分が経験できなかったことを子供にさせたい
「自分が子供の頃に経験できなかったことをさせたい」という想いは、多くの親が持つものではないでしょうか。
私の場合はそれが「ドラム」でした。子どもの頃、音楽教室でドラムのコースに進みたかったのですが、それが叶いませんでした。
その経験もあってか、娘にドラムを習わせてはどうだろうか?と一時期本気で教室選びをしたことがあります(予算の関係でこれまた叶いませんでしたが……笑)。
また「自分の子どものころは珍しかった分野を学ばせたい」という親も多いのではないでしょうか。
例えば近年のIT関係の習い事がそうでしょう。プログラミング教室やロボット教室の人気は右肩上がりです。
自分が成しえなかったことを子供で実現させたい
2つ目は「自分やり遂げられなかったことを子供で実現させたい」と考える親です。
やり遂げられなかったこととは、例えば「ピアノのコンクールで金賞を取りたかったけどできなかった」「いい大学に行きたかったけど無理だった」などです。
このようなきっかけで習い事を始めたとしても、子ども自身がやりたいことならまだいいでしょう。しかし子どもがやりたがっていないことであれば、ただの親のエゴになる可能性が高いです。
もしお子さんが習い事を嫌がるのであれば、自分の気持ちを押し付けていないか、今一度見直してみましょう。
子供の頃から「続けることに意味がある」と思っている
「続けることに意味がある」というのは、少し前までは当たり前の考え方だったかもしれません。
私も少し前まではこう思っていて、子どもが習い事を嫌がっても「もう少し頑張ってみよう」と声をかけたことがあります。
しかしある時自分に置き換えてみて、はっとしました。
子どもの頃嫌々続けていた習い事は、今の生活に役立つものではなく、ただの嫌な思い出として残っていただけだったのです。
このことに気付いてからは、娘が「いやだ」と言ったことに対しては、「じゃあちょっとお休みしてみる?」と声をかけられるようになりました。
嫌がっている子どもを習い事に連れて行くのは、親にとってもストレスになりますからね。
おそらく何かを継続した期間よりも、そこで体験した内容や得たものの方が、これからの人生にとって大切になるのではないでしょうか。
子供が習い事をたくさんやりたがるときはどうしたらいい?
親が習い事をたくさんさせるつもりがなくても、子どもから「あれやりたい、これやりたい」と言い出すことは多いでしょう。
このような場合はどうしたらいいのでしょうか。
ここからは、子供が習い事をたくさんやりたがるときの対処法について考えていきます。
ステップ1:子供が習い事をやりたくなったきっかけをヒアリング
子どもが「この習い事がしたい」と言ってきたときは、まず、それがやりたくなったきっかけを聞いてみましょう。
例えば「○○ちゃんがやってるから」という答えが返ってくることも多いのではないでしょうか。
そのような場合、「でも○○ちゃんが辞めちゃったらどうするの?」「あなたはどういうところが好きでこの習い事をしたいの?」と聞いてみてください。
特に幼いお子さんの場合、意外と思い付きで言っていることは多いと思います。
熱が冷めるかどうかを見るために、一定期間保留してみるのもいい方法でしょう。
ステップ2:子供がやりたがる習い事を体験させてみる
子どもが習い事をやりたいと言い出したら、まずはやってみるのが一番いい方法でしょう。
習い事教室では、体験レッスンを行っているところが大半だと思います。雰囲気を知るために、見学だけでも行ってみましょう。
そうすると子どもの中でも、「思っていたのと違った」とか「やっぱり楽しくて絶対やりたい」とか、そのような素直な感想が出てくるでしょう。
親としても、実際にやる姿をみて決められるので、納得しやすいのではないでしょうか。
ステップ3:すでにやっている習い事も続けるのか一緒に考える
もうすでに平日4つの習いごとをしているのであれば、さらに習い事を増やすと大変でしょう。
そのような場合は、今やっている習いごとを続けるのか、一つ一つ確認してみるのもいい方法です。
例えば一時期嫌がっていた習いごとがあれば、「最近はどう?続けられそう?」と子どもに聞いてみてください。
無理やり辞めさせるのはよくないので注意してくださいね。
私の場合、娘と相談して英語のレッスンを辞める手続きをしたのですが、直前になって「やっぱりやめたくなーい!」とせがまれたこともあります(笑)
子どもの気持ちは移ろいやすいので、そのような事態も想定しておいてくださいね。
「どの習い事も続けたい」と子どもが言う場合は、まずはお試しで1ヵ月続けてみるのもいいでしょう。
そして大変そうな習い事があれば、もう一度続けるかどうか話し合ってみてください。
ステップ4:子供の習い事にかけられる費用を元に考える
バンダイが2019年に実施した「子どもの習い事に関する意識調査」によると、各家庭の子供の習い事にかける月額の平均金額は¥13,607/人でした。
またこれを年代別に見ると以下の通りでした。
- 未就学児(3~6歳):¥8,644
- 小学1年生:¥12,253
- 小学2年生:¥13,065
- 小学3年生:¥13,866
- 小学4年生:¥15,775
- 小学5年生:¥16,033
- 小学6年生:¥15,611
これはあくまでも平均額ですが、各ご家庭でもこの程度の習い事にかけられる費用をお持ちなのではないでしょうか?
なのでお子さんがいろんな習い事を「やりたい!」と言い出したときにも、各家庭の予算のことをきちんと伝えるのも大切でしょう。
「うちは習い事にかけるお金は○○円までと決めているの」
「どうしてもやりたいのなら、この予算でできることを考えよう」
このようにお子さんと話し合ってみてはいかがでしょうか。
また、習い事を予算内で決めることを習慣化すれば、お子さん自身のチカラを伸ばすことにもつながります。
以下の本では、お子さんに予算を伝え、その中で自分でできることを考えさせる方法と、それによって身に付くスキルについて解説されています。
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ステップ5:オンラインでできる子供の習い事がないか探してみる
習いごとが多くなると、親の送迎移動時間が増えるのも大変です。
そのような負担増を防ぐためには、送迎不要の習い事がないか調べてみましょう。
例えば英語なら、オンライン英会話もあります。またタブレット学習サービスも多数ありますよね。
オンラインでできる習い事は、インターネット環境があれば自宅で気軽にできます。
近年はさまざまなITソリューションが生まれており、タブレットなどのツールを使って自宅で学習できる機会も増えています。
「これはオンラインのものはないだろう」と思ったものでも、調べると意外と見つかることが多いです。
オンライン学習サービスは、従来の通塾スタイルよりも月謝が安く済むものが多いです。家計の負担軽減にもなるのでおすすめですよ。
子供に習い事ばかりさせる親にならないために気を付けたいこと
子供の将来の選択肢を広げるために、「この習い事はさせたほうがいい」「この分野も学ばせたほうがいいのでは」と考えてしまう親御さんは多いでしょう。
その結果習い事の数を増やしてしまうのは、子どもへの愛情の深さの現れとも考えられます。
しかし習い事を増やしすぎて親子のストレスになっては元も子もありません。
ここからは習いごとばかりさせる親にならないために、私なりに意識していることを伝えたいと思います。
子供は親の希望通りに育てるべきではない
子供への希望が強すぎると、無意識のまま子どもの進む道を狭めてしまうケースもあります。
例えば子どもに「人の命を救える医者になってほしい」と願うとします。
そうすると、
「医者になるためにはこの大学を出なければ」
「この大学を出るためにはこの高校・中学校・小学校に入らなければ」
「そのためにはこういう習い事をさせて学力を上げさせなければ」
という風に、将来を広げるための習い事ではなく、自分の思い通りの道に進ませるための習い事をさせてしまうことになるでしょう。
自分の理想の子供に育てるために、こどもの可能性を狭めてしまうのはよくありません。
もし子どもがそのような親の希望に沿うように頑張って、親の希望通りの道を歩んだとしても、それから先はどうなるのでしょうか。
子どもが親の期待に沿うためだけに頑張っていたのだとしたら、親が死んだあとはどう生きるのでしょうか。
気が付くと、自分のやりたいことが見つからず、大人になってから露頭に迷うことも考えられます。
そのようなことを避けるためにも、親は子どもを思い通りにするのではなく、
子ども自身が自分の道を切り開けるようサポートをすることが大切なのではないでしょうか。
将来を生きていくのは親ではなく「子供自身」
見えない子供の将来を心配して、習い事を増やす親も多いでしょう。
しかし、将来を生きていくのは子供自身です。
たくさん習いごとをさせても、それを生かせるかどうかは正直分からないですし、生かすも殺すも子供自身という部分があります。
ですので、習い事をたくさんさせて将来への期待を寄せるのではなく、
経験をどう生かすかを考えられる思考力を伸ばせるかどうかが大事なのではないでしょうか。
親の背中を見せて子供に学ばせることも大事
習いごとに頼りすぎず、親の背中を見せて子どもに学ばせるのも大切なことでしょう。
例えば子どもに英語を習わせたいのであれば親も英会話を始めてみるなど、
親子で競い合って学んでみるのもいい方法です。
また親が実際に習いごとをしなくても、子どもは親の姿勢を見ているものです。
我が家の場合は、何か分からないことがあると、まずはどう思うのか自分で考えてみて、
それでも分からなければ調べてみることを大切にしています。
例えば公園に知らない虫や鳥がいたら、家に帰った後に図鑑で調べます。
こうすることで、子どもの「これなんだろう?」という好奇心を育てられると考えています。
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子供が習い事をやめたいと言い出したら?考えられる3つの理由
子供が習いごとを辞めたいと言い出したら、ここまで解説したことを親御さん自身も見返すチャンスでしょう。
ここでは子供が習いごとを「やめたい」と言い出す理由を3つ考えてみます。
始めるのが早すぎた
その習いごとを始めたのはいつからでしょうか?
お子さんはいくつからその習いごとをスタートさせたのでしょうか?
もしかするとお子さん自身が「やりたい」「始めたい」と言い出したのではなく、物心つく前から始めた習いごとなのかもしれません。
私の娘も物心つく前からベビースイミングをはじめ、そのまま小学校2年生まで続けました。しかし本人が「やめたい」と言い出したので、話し合った結果辞めることにしました。
幼い頃から始めた習い事の場合、本人の意思とは関係なく始めた習い事も多いでしょう。
そのような習い事を子供が「やめたい」と言い出したときは、今一度本人が本当にやりたいことなのかを考えることが大切です。
飽きてしまった
大人でも、長い年月同じことを繰り返すとそのうちに飽きてしまいます。例えば英会話学習をやろうとして、飽きて続かなくなってしまった経験はないでしょうか?
大人でもそういうったことが起こるのですから、子供でも飽きる時期があるのは当然でしょう。
「続けることに意味がある」というのはある意味リスキーです。その間にお子さんの他の可能性を潰してしまうことも考えられるからです。
ですから「飽き始めたのかな……」と感じたときは、しっかりお子さんの気持ちをヒアリングしてください。
目標を見失ってしまった
当初目標としていたことが達成されてやる気を失っている可能性もあります。例えばピアノの発表会やサッカーの大会などです。
大きな行事に対して目標を設定していた場合、それが達成されると燃え尽き症候群のようになり「やめたい」という気持ちになることもあるでしょう。
こういった場合はしばらく様子をみて、それでもモチベーションが保たれないようだったら辞めることを検討するとよいでしょう。
以下の記事では年代別で習いごとを嫌がるときの原因や対処法を解説しています。あわせて参考にしてみてください。
【未来型スキルを養う】これからの子供の習い事の在り方
私は、これからの子どもの習い事は、思考力を養うものにシフトしていくと考えています。
近年のITテクノロジーの急成長で、子供たちの未来はわたしたちの想像できないものになっていくでしょう。
これまでの学力を伸ばす習い事と言えば、座学が中心のものでした。
しかし近代のIT化に合わせて、習い事のベースも変化していくと考えられます。
例えばIoTやAIが普及すれば、単純な作業はどんどん機械化されていきます。
すでにさまざまな施設でレジの自動化が進むなど、IT技術の発展は目覚ましいものです。
そのような時代の中で人間に求められるのは、今までにないものを生み出す創造力だと言えます。
落合陽一さんと堀江貴文さんの著書「10年後の仕事図鑑」の中でも、未来の日本が「一億総クリエイター時代」になると書かれています。
これからの習い事も、機械を使いこなせるような創造力を養う時代に突入しているのではないでしょうか。
これからメジャーになる子供の習い事とは?
私は以下のような習いごとが今後メジャーになると考えています。
- プログラミング
- ロボット教室
- 絵画教室
- サイエンス教室
これらの習い事では、実際に手を動かして体験することが重要視されます。
これから来るAI時代で大切となる、創造力や思考力、問題解決力が養える習い事として、注目の領域でしょう。
子供にとって意味のない経験はない。家庭でもできることがある
「これからの習い事の在り方」と考えると、どうしても難しく捉えがちになります。
しかしプログラミングスクールや理科の実験教室などに通わなくても、想像力・思考力・問題解決力は養うことができます。
例えば家庭でのお子さんと親御さん同士の会話の中でも、十分お子さんの想像力を膨らませられます。
あるいは一緒に料理を作って論理的思考力を養うこともできるでしょう。
私がこのように「子供のスキルを高める方法は、習い事をさせることが全てではない」という考え方を持つきっかけになったのは、以下の本のお陰です。
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普段の会話の中で子供の未来型スキルを膨らませられるヒントも記載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
子供が習い事を辞めるときのよくある悩み
子供の習い事の数を調整しようとするとき、
「辞めるのを伝えるタイミングは?」
「先生にはお礼の品を渡すべき?」
といった悩みを抱えがち。
そこでここでは、こういった習い事を辞めるときの悩みについて解説します。
習い事を辞める旨はいつ頃伝えるべき?
習い事を辞めることを決めたら、なるべく早く先生にその旨を伝えましょう。
習い事によっては、規約に期限が書いてあることもあります。
例えば「1ヶ月前に申し出ること」とされていることもありますので、まずは入会している習い事の規約を確認しましょう。
直接伝えるのがマナー
習い事を辞めることは正直言い出しにくいもの。
「できればメールで済ませたい」と考えるパパやママもいるかもしれません。
しかしマナーとして、習い事をやめる旨は直接先生に伝えましょう。
「引き止められるかも……」と心配になるかもしれませんが、本当にお子さんと話し合って決めたことがわかれば、きっと先生もわかってくれるはずです。
むしろ、無理に引き止めてくる先生がいるのであれば、そもそもその先生と合わなかったのかもしれませんね。
習い事の先生やママ友には何かお礼の品を渡すべき?
習い事の先生やママ友にお礼の品などを渡すかどうかは正直パパやママ次第です。
長い年月お世話になって「何かお礼を形として渡したい」と考えるのであれば、渡してもいいでしょう。
そうではなく義務感でやろうとしているのであれば、それはあまり意味がないと私は思います。
なぜなら大切なのは物を贈ることではなく、感謝の気持ちを伝えることだからです。
あくまでも私の見解ですが、先生として渡されてうれしいのは、感謝の気持ちが伝わる手紙やメッセージカードではないでしょうか。
また一緒に習い事を頑張っていたママ友へ何かを贈るのであれば、無理にプレゼントを贈るというよりは「今までありがとう」の気持ちを言葉やメッセージ(お子さん同士が仲良しだったのであれば、お子さんからお子さんへ手紙を渡すなど)で伝えれば問題ないでしょう。
お礼の品の候補
習い事の先生やママ友にお礼の品を渡す場合は、以下のようなものを候補にしてみてください。
- 手紙
- 習い事で使えるアイテム
- 商品券・ギフトカード
- お菓子
お菓子は日持ちするものがベターです。他のものはいずれももらって困るものではないでしょうし、ママ友へのプレゼントであればお子さんが今後習い事で使えるものなら助かるでしょうね。
例えばピアノ教室であれば、以下のような楽譜を押さえるクリップや、ファイルなどがよいのではないでしょうか。
子供の習い事が多い場合は親がコントロールしてあげよう
子供に習いごとを多くさせるのは、子どもへの愛情が深い証拠かもしれません。
しかし、習い事の多さが親子の精神的負担になっては、元も子もありません。
子供自身がやりたいと言い出した習いごとだったとしても、多すぎる場合は大人がコントロールしてあげましょう。
習い事は、こどもの好奇心を上げるきっかけにもなります。上手く数を調整して、楽しく続けられるようにしましょう。
・習い事が多すぎると子供も親も負担がかかる
・おすすめの習い事の頻度は週3回
・習い事の量をコントロールするには本当に子供がやりたいことか? を考える
・オンラインでできる習い事だと通う必要がなく負担が減る
・これからのトレンドは座学→手を動かす習い事にシフトする