今「大人のリカレント教育(学びなおし)」がブームなのを知っていますか?
リカレント教育とは、義務教育を終えた後も社会の変化に対応するために学びを継続していくことです。
当サイトでは、子育て中のママにこそ、この学びなおしを提案したいと考えています。
この記事では、なぜママにこそ学びなおしが必要なのか、そして、ママだからこそできる学びなおしや、取得できる資格について紹介していきます。
「資格取得」と聞くと気構えるママも多いと思いますが、子育ての延長で取得できる資格もたくさんあります。
記事後半では、大学で開講されているママ向けプログラムも紹介していきますよ。
ぜひチェックしてみて、あなたオリジナルの「学びなおしプラン」を練ってみてくださいね。
✔子育てがひと段落したので何かを新しいことを始めたい
✔家事・育児の合間に資格を取得して社会復帰に役立てたい
✔子育ての合間にリフレッシュの時間を設けたい
✔家事・育児に役立つ情報を学びたい
✔子供のための資格を取得したい
こちらの記事には各資格の受験費用や資格取得講座の受講費用などを掲載していますが、いずれも記事更新時点の内容です。必ず公式サイトの最新情報もお確かめください。
今日から始められる!ママの学びなおしの3つのアプローチ法
今回は、子育て中のママだからこそ始められる、学びなおしの3つのアプローチ方法について紹介していきます。
それぞれのアプローチ方法で、おすすめの資格や講座もピックアップしていきますよ。
トータル13の資格を紹介していきますので、あなたの学びなおしのきっかけになるものがあるでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。
子育ての経験を生かす
子育て中のママが一番気軽にできる、そして今一番学びたいことを学べるのが、このアプローチ方法でしょう。
実は、現在家事・育児に追われているあなたも、気付かないうちにさまざまなことを学んでいるのです。
初めての授乳やミルクづくり、おむつ替え、寝かしつけ、離乳食づくりなど……
子育てするなら当たり前と思っているようなことでも、実は子育て未経験の人にとっては大切な学びポイントです。
今回は、そのような子育てで生かせられたり、赤ちゃんとのコミュニケ―ションを深められる、4つの講座や資格を紹介していきます。
育児セラピスト講座
育児セラピスト講座では、発達心理学に基づいた育児知識を身に付けられます。
ママ自身が普段の子育てで出てくる不安も、この講座を受講することで解決できることが多いでしょう。
自分の子育てを客観的に見られるため、ママとお子さんの2人で過ごすことが多い、乳幼児期(0歳~3歳)のお子さんを持つママにおすすめです。
この、育児セラピスト講座は、「育児セラピスト」の資格取得も目指せます。
この資格があると、例えばあなたと同じようなママのサポート役となったり、自宅で親子教室やおけいこ教室を開くときにも役立ちます。
育児セラピスト 前期課程(6時間) 受講料:70,000円
育児セラピスト 後期課程(12時間) 受講料:130,000円
受講費用小計(税込):220,000円
チャイルドボディセラピスト
チャイルドボディセラピストは、ベビーマッサージのイメージを強く持つママが多いでしょう。
しかし、実はベビーサインや食育といった、ママとお子さんのコミュニケーションについて幅広く学べるのです。
また、ベビーヨガレッチでは、産後のママの身体ケアもできます。
医師監修のカリキュラムですので、ママもお子さんも気軽に受講できるでしょう。
資格を取得したあとは、チャイルドボディセラピストとして自宅開業したり、子育ての合間に仕事をすることも可能です。
入学金:10,000円
教材費:28,000円
受講料:84,000円
IHTA登録料:10,000円
IHTA認定試験料:20,000円
合計:152,000円
標準期間:1ヶ月(週1・計16時間)
食育インストラクター養成講座
子育て中のママは、お子さんの食事や健康管理についても日々考えなければなりません。
そのようなときにおすすめなのが、この食育インストラクターです。
食事のマナーから始まり、安全意識や環境問題といった、食に関する広い知識が得られます。
また、食事の際にお子さんとの会話が弾み、好き嫌いを克服するきっかけにもなるでしょう。
お子さんだけでなく、ご主人や家族全員の健康管理にも役立つ、ママならではの講座ではないでしょうか。
あそび発達インストラクター養成講座
あそび発達インストラクター養成講座は、育児セラピスト講座を提供する、日本アタッチメント育児協会の講座です。
この講座では、乳幼児期における遊びを通じた能力形成について学べます。
0歳~3歳の乳幼児期の発達に大切なことは、知能・情緒・運動のバランスがよい環境を整えてあげることとされています。
ですので、育児セラピスト同様、0歳~3歳児をもつママにおすすめしたい講座です。
幼稚園入園前は、ママとのつながりが深い時期です。
この講座で学べる「知育あそびメソッド」で、お子さんとの大切な日々を過ごしてみませんか?
こちらの講座を受講すると、育児セラピスト2級を取得できます。
あそび発達 インストラクター講座受講料:160,000円
あそび発達 インストラクター認定試験料:10,000円
育児セラピスト前期課程(2級)登録申請料:10,000円
受講費用 (税別):180,000円
消費税 (10%):18,000円
総受講料 198,000円
期間:2日間(10:00〜17:30×2日)
今回紹介した資格は、取得すると自宅での開業も可能です。スクールによっては、このような開業のノウハウまで学べるところがあります。スクール選びの参考にしてくださいね。
私がチャイルドコーチングアドバイザー・チャイルドカウンセラーをW取得したキャリカレの公式サイトはこちら▷▷資格のキャリカレ
家事育児からの癒しを求める
「ママの学びなおしと言われても、毎日家事・育児に追われて勉強する時間なんてない!」そう思うママも多いでしょう。
そうですよね。そのような状態で頑張って勉学に励んでも、ママもストレスになりますし、お子さんにも悪影響を及ぼしかねません。
そこで提案したいのが、家事育児のストレス発散の場として、学びなおしをすることです。
例えば、ヨガで身体的ストレスから解放されたり、フラワーアレンジメントで視覚から癒されたりすることも、ママにとって大切な学びと言えます。
次からは、そのようなママのストレス軽減に役立つ、4つの資格や講座を紹介していきます。
ヨガインストラクター
ヨガインストラクター講座は、さまざまなスクールで開講されています。
中でも、RYT200全米ヨガアライアンス認定講座は、ヨガの本質を学べる講座として人気です。
呼吸法や瞑想法だけでなく、解剖学・生理学まで学べます。
ヨガの本質は、自分の心と身体に寄り添うことにあります。
子育てに忙しいママも、ヨガをしているときだけは、自分にしっかり向き合う時間にしてみてください。
そうすることで、気分がリフレッシュし、新たな気持ちでお子さんとも向き合えるでしょう。
スクールの中には、未経験から自宅で開業できるプロを目指せるところもありますよ。
フラワーアレンジメント講座
旬のお花は、目でも香りでもママを癒してくれる存在です。
フラワーアレンジメント講座では、そのような花材の取り扱いかたや、花材をかざるときに使用する道具の扱い方を学べます。
四季折々の花についても学べるので、自宅に彩りを与えるきっかけとなり、家族の癒しにもつながるでしょうね。
講座の中には、フラワーアレンジメントデザイナーや、飾花インストラクターの資格を取れる講座もあります。
このような資格を取得すれば、自宅でフラワーアレンジメント教室を開くことも可能です。
アロマテラピー検定講座
アロマテラピー講座は、ママの学びと癒しの決定版と言えるでしょう。
受講すると、20種類ものエッセンシャルオイルが届けられる講座もあります。
アロマオイルを楽しみながら学べるので、家事・育児に忙しいママも気軽に続けやすい講座でしょう。
また、アロマは、ヨーロッパでは医療行為としても扱われています。
家族の風邪予防や虫よけ、リフレッシュなど、活用方法は無限大です。もちろん、ママの美容にも役立ちます。
修了すると、年2回開催される、アロマテラピー検定試験にチャレンジできますよ。
心理・カウンセリング系講座
ママの中には、お子さんとの関係や、ママ友との付き合いに悩む人も多いでしょう。
そのようなママにおすすめなのが、心理・カウンセリングを学べる講座です。
心理学を学べば、お子さんやご主人、ママ友の心に寄り添った会話ができるようになり、人付き合いに悩むことも少なくなるでしょう。
子育て中のママが、広い視野を持つきっかけにもなります。
教育給付金対象講座もあるので、ぜひチェックしてみてください。
学んだ内容を娘との日々のコミュニケーションに生かすようにしたところ、トラブルが発生しても効果的な働きかけができるようになりました。
わたしがチャイルドカウンセラー・チャイルドコーチングアドバイザー資格取得講座で学んだ内容は、当サイト「おやこでレッスン!」の記事にも生かしています。子育てについての記事はこちらからぜひご覧ください。
社会復帰を目指す
前述したように、今、日本は「女性が輝き活躍する社会」を目指しています。
以前までは結婚・出産を機に家庭に入っていたママも、これから社会にもっと求められる時代がやってくるでしょう。
そうなったときに、以前働いていたジャンルで復帰しようとすると、ブランクの長さから再就職が難しいことも。
ですので、子育て中に学びなおしを実践して、新たなジャンルに挑戦するのも一つの方法です。
また、出産後はとくに、働き方そのものを見直す必要があります。
学びなおしをする際も、家事・育児との両立をしやすい働き方ができる職業に注目してみましょう。
特に在宅でできる仕事は、働く場所を選びません。ママもアプローチしやすいでしょう。
今回はそのようなママが働きやすい職業に注目して、社会復帰におすすめの資格や講座を5つ紹介していきます。
ママの中には、元会社の同期が活躍しているのを見て、せつない気持ちを持っている人も多いのではないでしょうか。そのようなママこそ、以前は持っていなかったスキルを学びなおしで磨くことをおすすめしたいです。結婚・出産を経験したからこそ手に入れられる、+αのスキルがあります!
ファイナンシャルプランニング(FP)技能士
FP技能士資格は、わたし自身も取得している資格です。
お金に関する知識を広く学べるため、保険やローンといった家計の見直しにも役立ちます。
FPに関する資格は、実は2種類存在します。
1つは、今回紹介する国家資格であるFP技能士です。そしてもう一つは、民間資格であるAFPやCFPです。
国家資格であるFP技能士は、取得すれば一生ものです。しかし、これを生かして社会復帰を目指すのなら、取得後に研修やブラッシュアップが目指せるAFPもおすすめです。
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わたしはFP3級と2級を取得しています。どちらも独学でしたが、娘がスイミングスクールに行っている合間に勉強したりして、ストレートで合格できました。
ただ、当時の娘(幼稚園児でした)よりももっと幼いお子さんをお持ちのママが、家事・育児の合間をぬって独学でFP資格を取得するのは非常に困難でしょう。
そんなときは通信講座などを活用するのもおすすめです。
私がチャイルドコーチングアドバイザー・チャイルドカウンセラー資格をW取得したキャリカレにも、FP資格取得講座があります。
ファイナンシャルプランナー取得のための本格的な学習をする前に、まずは生活に身近なお金の知識を身につけるのもおすすめです。
例えば、ファイナンシャルアカデミー「お金の教養講座」では、お金に関する3つの教養コースが開講されています。
- お金の教養講座Plusコース
- 株・FX体験学習コース
- 不動産体験学習コース
いずれもライフイベントに応じたお金の教養を身につけられる内容ですので、たとえFP資格取得を目指さない場合でも、これからのあなたの生活に役立つでしょう。
また入門WEB講座もありますので、自宅でも気軽に受講できます(※受講料:1,000円)。
FP取得を目指す場合も、まずはファイナンシャルアカデミーの講座から、マネーの基礎知識を身につけてみてはいかがでしょうか。
翻訳専門職資格試験
翻訳専門職資格試験は、日本翻訳協会(JTA)が実施する試験です。
英検1級、TOEIC900点レベルの知識が求められるハードルの高い試験として知られています。
合格率は、データが発表されていないため、正確には分かりません。
しかし、合格者は毎回1名程度との情報もあります。
その分、語学レベルの証明としては、信頼度が高いと言えますね。
合格後は、翻訳の仕事を在宅ですることも可能です。
翻訳専門職資格試験は、英語と中国語の2種類があります。
オンライン受験が可能なので、もともと英語や中国語が好きなママは、ぜひチャレンジしてみてください。
1科目受験:5,500円
2科目受験:11,000円
3科目受験:16,500円
※いずれも一般受験料
※2次審査合格後 JTA 公認翻訳専門職認定に31,000円が必要(5年間有効)
幼いお子さんを持つママが英語学習をする際、なかなかまとまった学習時間を取れないことが多いでしょう。最近はオンライン英会話で英語を学ぶ人も増えていますが、講師とのオンラインレッスンにどうしても緊張してしまうというママもいますよね…。
そんな時におすすめなのが、【 HiNative Trek 】。HiNative Trek(ハイネイティブ トレック)はネイティブの講師とチャットでやりとりできるため、自分の好きなタイミングで気軽に英語学習を続けられます。
以下の記事でHiNative Trekを1ヶ月体験したレビューをまとめています。産休中などに仕事でも使える英語力を身につけたいママは、ぜひ参考にしてくださいね。
ITパスポート
ITパスポートは、IT化が進む現代で注目度が高まっている国家資格です。
ITパスポートと聞くと、システムエンジニアやプログラマーを目指す人向けの資格と思われる人も多いでしょう。
しかし、近年は、営業職や事務職でも、基本的なITスキルは必須と言えます。
情報セキュリティやモラルといった基本的な知識も学べるので、これから社会復帰を目指すママにはおすすめしたい資格です。
また、当サイトでは、IT化社会を生き抜くため、お子さんのプログラミング学習をすすめています。
お子さんのプログラミング学習を進める上で、ママもある程度の知識を持つことが大切です。
ITパスポートではそのようなITの基礎知識を学べるため、お子さんのプログラミング教育を進めたいママは要注目の資格でしょう。
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Webライティング能力検定
Webライティング能力検定は、この項目で紹介する4つの中ではもっともチャレンジしやすいでしょう。
わたしも現在Webライターとして在宅で仕事をしていますが、この検定ではWebライティングで押さえておきたい基礎知識を得られます。
発注するクライアントとしても、ライターがこのような検定に合格しているかどうかは、信頼性を知るための重要なポイントになるでしょう。
信頼度の高いライティング技術を身に付ければ、継続発注してくれるクライアントを増やすことができます。
クラウドワークスやランサーズといったプラットフォームで在宅ワークを開始する際も、このようなアピールできるスキルは即戦力として使えます。
Webライティング能力検定を実施する日本WEBライティング協会では、無料動画講座も配信されています。
在宅でWebライターをしてみたいママは、ぜひのぞいてみてくださいね。
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わたし自身、現在Webライターとして仕事をしています。Webライターは、CrowdWorks(クラウドワークス)やLancers(ランサーズ)といったプラットフォームを使えば、簡単に仕事を受注できます。
また今回紹介した「Webライティング能力検定」を受ければ、信頼性のあるWebライターとしてアピールしやすくなり、単価の高い案件をゲットできる可能性も高まるでしょう。
また、先に紹介したFPや翻訳といった専門資格を持っていれば、専門家サイトのライターとして活躍できる可能性も。このような専門ライターの案件は、一般的なライティング案件よりも単価が高い特徴があるからです。
Webライターを始めるのにおすすめなクラウドソーシングサイト
私はクラウドソーシングサイトを使ってライティングの仕事を受注しています。実際に登録しているのは以下の3つのサイトです。
初心者でも仕事が見つかりやすいので、ぜひ登録してみてくださいね。
Webデザイン技能検定
最近はママ向けの仕事として「Webデザイナー」というワードをよく目にしたり耳にしたりすることが多くなったのではないでしょうか?
実際にWebデザイナーは「パソコンとインターネット環境があれば働く場所を選ばない職種」として知られ、家事育児のかたわら在宅で仕事を受注するママWebデザイナーもいます。
そんなWebデザイナーに関する資格の1つが「Webデザイン技能検定」です。
実はこのWebデザイン技能検定、Webデザインに関する唯一の国家資格(記事更新時点)。しかしレベルは1級から3級に分かれており、3級は誰でも受験可能。
これからWebデザインを学ぶママでも3級からならチャレンジしやすいでしょう。
FP技能士と同様、取得すれば更新は不要で、合格すれば「ウェブデザイン技能士」になれます。
1級:学科7,000円 ・実技25,000円
2級:学科6,000円・実技 12,500円(35歳以上)/7,000円(35歳未満)
3級:学科5,000円・実技5,000円 (35歳以上)/3,000円(35歳未満)
「Webデザイナーに興味があるけど今は育児中でなかなか学ぶ時間が取れない」…そんな方におすすめしたいのが、子育て家族アプリ「Famm」から生まれたママ専用Webデザイナースクールです。
受講期間は、ママでも学びやすい1ヶ月間。短期集中型で、Webデザイナーの基本である「ページ作成」と「バナー作成」のスキルを身につけられます。
また卒業後はフリーランスWebデザイナーとして、Fammから仕事を受注できます。
このスクールのうれしいポイントは、自宅でシッターさんに子供を見てもらいながら講座を受講できるところ。しかもシッター料金は無料です。
「オンライン授業も子供の世話をしながらだとなかなか…」
「自宅で集中して学習する時間は取れない」
そんなあなたにぴったりのWebデザイナースクールです。
思い切って大学のママ向け講座を受講してみる
実は日本では、ママ向けのリカレント教育講座を開講している大学が複数あります。
再就職を本格的に目指すママ、または、新たな知識をしっかり身に付けたいママは、このような大学講義を受講するのも一つの方法です。
ここからは、3つの大学のママ向けプログラムを紹介していきます。
3つの大学で実施されているママ向けプログラム
今回紹介する大学のママ向け講座は、以下の3つです。
これらのプログラムは、社会人、特に主婦向けのリカレント教育講座です。
いずれも厚生労働省「専門実践教育訓練講座」に認定されています。給付金の支給対象となっているため、受講にかかる経費の助成が受けられます。
中でも、日本女子大学では、大学構内に託児施設「さくらナースリー」があります。
リカレント教育講座受講生もこの託児施設を利用できるので、小さなお子さんを持つママはぜひチェックしてみてください。
これらのプログラムの受講生の割合を見てみたところ、特に40代の女性が多いことが分かります。
子育てがひと段落したのをきっかけに、学びなおしをはかる主婦がたくさんいるのですね。
各HPでは、そのような修了生の声が載っていますので、ぜひ参考にしてください。
ママの学びなおしが必要な2つの理由
最後に、当サイトがママの学びなおしを提案する2つの理由を紹介します。ママの学び直しはスキルアップはもちろん、リフレッシュやコミュニティー拡大にもつながります。
女性が活躍できる社会でママが輝くため
現在、日本は少子高齢化が進んでいます。その中でも、働き世代が減少していることが深刻な問題として挙げられます。
そのため、結婚・出産を機に仕事を離れた主婦が、再度社会復帰して働く世代へと参加できるよう、さまざまな対策が練られています。
2017年6月に、「女性活躍加速のための重点方針2017」が政府から発表されました。
この中では、「女性が輝く社会」を目指すための方針が打ち出されています。
具体的な案としては、子育て中のママでも受講しやすいリカレント教育講座の普及を推進させることや、これらの講座を教育訓練給付の対象とすることが挙げられています。
政府としても、女性が活躍できる社会を目指すため、「ママの学びなおし」を進めているのです。
現在はお子さんの子育てで手一杯なママも、少し経てば手が空いてくるでしょう。そうなった女性を、社会は求めていると言えます。
しかし、長い間子育てに打ち込んできた分、社会復帰は簡単にはいきません。
ですので、子育て中の今だからこそできる学びなおしを、少しずつでも実践することを提案したいのです。
ママのストレス軽減のため
ママは、ママ友との付き合いやPTAといった、狭いコミュニティーにとらわれがちです。
特に、そのようなコミュニティーのみに身を置く専業主婦は、そこで何かトラブルがあったときに、精神的負担が大きくなります。
そこで提案したいのが、学びなおしによるママのコミュニティーの拡大です。
出産を機に辞めてしまった趣味があるなら、思い切って、「学びなおし」として再開させてみるのも一つの手です。
学びなおしは、勉強や資格取得だけを指すものではありません。ママの精神的リフレッシュのためのツールでもあります。
ある研究によると、「こどもの自律的学習を進めるためにはママの精神的安定が必要」とされています。
ですので、学びなおしによるママのストレス発散は、お子さんの学力への好影響にもつながると言えるでしょう。
今回は、そのようなママのストレス軽減目的の学びなおしや資格、講座についても紹介してきました。
これを機にコミュニティーを拡大していきたいというママも、ぜひ今回紹介した資格・講座をチェックしてみてくださいね。
ここで、2つの気になるデータを紹介します。それは、「家庭にある本の数がお子さんの理科の成績に影響する」というものと、「親が勉強を教える子ほど勉強時間が長い」というものです。
ママが学びなおしで学習意欲が高まると、資料として本の数が増えたり、こどもに勉強を教えられる機会も増えるでしょう。つまりママの学びなおしは、お子さんの学習意欲向上にも好影響を与えると言えるのです。
ママの学びなおしは社会復帰だけでなくリフレッシュにもつながる
いかがでしたか?ママだからこそできる「学びなおし」を、3つのアプローチから紹介していきました。
「大人のリカレント教育」と聞くと難しく考えてしまうママも多いでしょう。
しかし、今回紹介したように、出産や育児を経験したあなただからこそ、気軽にチャレンジできる学びなおしがたくさんあります。
今回は、資格や講座の紹介をメインにしてきました。しかし、学びなおしは勉強だけが目的ではありません。
家事・育児に追われているママにこそ、「リフレッシュできるツール」として学びなおしを実践してほしいです。
日々学びを実践するママの姿を見ていると、お子さんもきっと、「かっこいい!」と思ってくれるでしょう。
ママの学びなおしが、おやこの絆をもっと深めるきっかけとなってくれると、とても嬉しいです。
✔日本政府としてもママの学びなおしを推進している
✔ママの学びなおしはリフレッシュの時間にもぴったり
✔普段の生活に役立つ学びなおしで一石二鳥
✔社会復帰に役立つ資格ならキャリアアップを目指せる
✔ママの学びなおしができる大学がある
参考資料
- 子どもの自律的学習意欲における親のパーソナリティの影響
- 理科成績を規定する家庭的要因の影響
- 親が勉強を教えている―子どもの学力格差を生む親の意欲格差 ―