小学生や初心者のプログラミングにおすすめの、スクラッチの使い方を解説します。
スクラッチは、小学生でも直感的に動かせる楽しさがあります。
スクラッチには、ダウンロードして楽しむオフラインエディタと、Web上でアクセスして学べるものがあります。
今回は、オフラインエディタのダウンロード方法や、オンラインのユーザー登録方法も詳しく解説します。
後半には、スクラッチが学べるNHKの教育番組や、子供向けの解説本も紹介しますよ。
スクラッチでプログラミングを始めたい親子は、ぜひ参考にしてください。
スクラッチとは
スクラッチとは、MITメディアラボ開発のビジュアルプログラミング言語です。
対象年齢は7歳以降で、小学生からプログラミングを学べます。
スクラッチには、オフラインエディタとオンラインのものがあり、いずれも無料で使えます。
小学校の教育現場でも導入が期待される学習ツールです。
無料ダウンロードしてプログラミングできるスクラッチ2.0
現在（2018年7月）のスクラッチの最新版はスクラッチ2.0です。
スクラッチ3.0が正式にリリースされたため、今はスクラッチ3.0が最新版です。スクラッチ2.0でできることに加え、スクラッチ3.0ではタブレット上で操作できるようになっています。
スクラッチ2.0は、はダウンロードして使えるオフラインエディタがあります。
オフラインエディタは、こちらからダウンロードできます。
スクラッチ2.0のダウンロードはMacじゃなくても大丈夫！
スクラッチ2.0オフラインエディタ対応OSは、Mac、Windows、一部のLinuxとなっています。
Macでなくてもダウンロードは可能ですので安心してください。
ただし、スクラッチ2.0のダウンロード方法を書いた日本語版 Scratch Wikiによると、以下のような記述があります。
警告:もしあなたのOSがWindowsなら、このページに書かれている手順を実行するときに、管理者権限が必要になるかもしれません。
ダウンロードの前に、管理者権限があるかどうかを確認しておきましょう。
スクラッチ2.0のダウンロードの前にやっておくべきこと
では、さっそくスクラッチ2.0をダウンロードしてみましょう。
スクラッチ2.0のダウンロードは、以下の2つの手順で行えます。
- Adobe AIR最新版をダウンロード・インストールしておく
- スクラッチ2.0をダウンロードする
スクラッチ2.0でうまくできないときはスクラッチ1.4をダウンロード
パソコンのバージョンが古いなどの理由で、スクラッチ2.0がうまくダウンロードできないこともあります。
そのような場合は、古いバージョンのスクラッチ1.4を試してみてください。
ダウンロードなしでプログラミングができるスクラッチもある
スクラッチは、ダウンロードをしなくても、オンライン上ですぐにプログラミングが楽しめます。
ダウンロードをするのが面倒な人や、ダウンロードに不安がある人は、アクセスすればすぐにできるのでおすすめです。
スクラッチをオンラインで使うには、まずはこちらにアクセスしましょう。
スクラッチ2.0（オンラインエディタ）の使い方
スクラッチの公式HPにアクセスします
一番左のねこのマークの「やってみよう」をクリックすると、すぐにプロジェクト作成画面に移ります↓
キャラクターの動きが書かれたブロックを、ドラッグアンドドロップで組み合わせていきましょう。
詳しい使い方は右端の「Scratchをはじめよう」のところでアニメーションで見られます↓
プログラミング初心者はスクラッチ公式チームのプロジェクト例を参考に！
初心者が一からオリジナルのプロジェクトを作るのはハードルが高いでしょう。
そんなときにおすすめなのが、公式チームのサンプルプロジェクトを参考にすること。
「例をみる」をクリックすると、サンプルプロジェクトがたくさん出てきます↓
試しにサンプルアニメーションの中の、「ダンスパーティー」を見てみましょう↓
画面右上の「中を見る」をクリックすると、このアニメーションのプログラムがどうなっているのかが見られます↓
このアニメーションの場合、2つのキャラクターのプログラムを見られます↓
この作品にアレンジを加えて、自分のプロジェクトにすることもできますよ。
スクラッチのアカウント登録方法
スクラッチはオンラインですぐにできますが、無料アカウント登録するとプロジェクトの保存ができるのでおすすめです。
ここからは、スクラッチのアカウント登録方法を解説していきます。
まずはトップページの一番右の、「スクラッチに参加する」をクリックしましょう↓
するとこのようなページになるので、必要事項を入れていきます↓
最後に保護者のメールアドレスを入れて送信します↓
メールのリンクボタンをクリックしたらアカウント登録完了です↓
スクラッチでアカウント登録するとプログラミング作品を公開できる
スクラッチでアカウント登録をすると、自分の作った作品を公開することもできます。
公開したいプロジェクトが出来上がったら、作成画面右上の「きょうゆう」ボタンでシェアしましょう↓
プロジェクトを公開すると、他のユーザーから「いいね！」が付くことも。
メンバーと交流しながらプロジェクトを作れる楽しさがあります。
スクラッチでは他の人のプロジェクトを参考にできる
スクラッチでは、他のユーザーの作ったプロジェクトを参考にできます。
そして、ユーザー登録をすれば、気に入ったプロジェクトにいいねできたり、コメントを付けたりもできます。
ハイクオリティなゲームに出会えることも
今むすめと #scratch のゲームで遊んでるんだけど、この鬼滅の刃クイズのクオリティがすごい！こんなの作れるんだなぁ…。https://t.co/LmuNHjczFk pic.twitter.com/pfnI0bK0SG
— まゆみ@ライター (@mayumi_writing) July 26, 2020
スクラッチは大人の方にもファンが多く、本格的なゲームが多数公開されています。
私も娘とスクラッチ上で公開されているゲームで遊ぶことがあるのですが、
先日は鬼滅の刃のクイズゲームでとてもハイクオリティなものを見つけました！
ぜひお子さんと一緒に楽しいゲームを見つけてみてくださいね。
スクラッチプログラミングがiPadでできるスクラッチ3.0
スクラッチの最新版はスクラッチ2.0ですが、現在次のバージョンが開発中とのこと。
それが、スクラッチ3.0です。
スクラッチ3.0のプレビュー版はすでにリリースされており、こちらから試せます。
スクラッチ3.0のベータ版では、iPadなどのタブレット端末や、スマホでもスクラッチプログラミングが可能になるとのことです！
Japanese Scratch-Wikiによると、「正式版は2019年1月2日リリースされる予定」となっています。
現在スクラッチ3.0は正式にリリースされています
スクラッチでゲームの作り方が学べるプログラミングスクール
スクラッチは、プログラミング教育現場でも多く用いられています。
例えば、子供向けプログラミングスクールでも、スクラッチを用いたゲーム作成などのカリキュラムが開講されています。
以下の記事では、上記3つのスクールの料金やカリキュラム内容などを比較しています。
あわせて参考にしてくださいね。
無料で学べる寺子屋スタイルの教室も
有料のプログラミングスクールでもスクラッチはできますが、まずは無料でできるところで試したいですよね。
そのようなときにおすすめなのが、全国に教室があるCoderDojoです。
無料で参加できるプログラミング道場なので、ぜひチェックしてみてください。
NHKのEテレでもスクラッチを用いたプログラミングを学べる
NHKのEテレでも、プログラミングの番組が始まっているのを知っていますか？
厚切りジェイソンさんが出るNHK番組「Why！？プログラミング」では、スクラッチを用いたプログラミングを学べるのです！
この番組では、「プログラミング学習がなぜ必要なのか」「プログラミングを学ぶとどのようなことができるようになるのか」など
まさに「Why！？プログラミング」な内容から学べます。
過去放送は公式HPからも見られるので、ぜひお子さんと一緒に見てみてくださいね。
スクラッチプログラミングを学べる本
スクラッチプログラミングは、多くの解説本も販売されています。
中でも今回は、小学生でもわかるスクラッチプログラミングの本を紹介します。
小学生からはじめるわくわくプログラミング
「小学生からはじめるわくわくプログラミング」は、初心者でもスクラッチプログラミングが楽しめる内容です。
MITメディアラボ推薦の書籍なので、スクラッチプログラミングを始めたい人はぜひ手に取ってみてください。
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スクラッチは、オフラインでもオンラインでも無料でプログラミングが学べる画期的なツールです。
対象年齢は7歳以降で、小学生低学年でも直感的に動かせるのが魅力でしょう。
プログラミングに興味があるおやこは、ぜひこの機会にアクセスしてほしです。
スクラッチは、NHKの教育番組でも用いられたり、子供向けの解説本もリリースされています。
自分たちがチャレンジしやすいアプローチ方法を見つけて、プログラミング学習をスタートさせてくださいね。
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