この記事では、小学生のプログラミング学習のスタートにおすすめのロボット教材「embot(エムボット)」について解説。スペックや価格、購入できるサイトなどもご紹介します。お子さんの誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントにもぴったりなプログラミングロボットですよ。
2020年から、小学校でプログラミング教育が始まります。
この記事を読むあなたは、
「プログラミング教育って家庭でも何か準備したほうがいいの?」
「プログラミング教材もスクールも高くて手が出せない」
と悩んでいるのかもしれません。
そこで今回は、これからお子さんのプログラミング学習を始めるご家庭に向けて、
おすすめのロボットプログラミング教材「embot」をご紹介します。
embotの概要や遊び方、実際に購入した人の口コミも紹介しますので、
プログラミング教材選びの参考にしてくださいね!
一時期人気のため品切れとなっていたembotですが、現在は販売が再開されています!
2020年6月4日より、タカラトミーモールやAmazonだけでなく一般の店頭でも販売がスタートしました!
embot(エムボット)とは?
embotとは、気軽にプログラミング学習を始められるダンボール製ロボットです。
2017年に出されたプロトタイプ版から大きな話題を呼び、2018年に本格商用版がリリースされました。
embotの特徴は以下の4点です。
- 素材がダンボール
- 6,600円で購入しやすい
- 操作はスマホ・タブレットのアプリでできる
- プログラムで使うのはビジュアルプログラミング言語
- チュートリアルとドリルで学びをサポート
「ロボットプログラミング」と聞くと、難しそうなイメージを持つ人も多いでしょう。
しかしembotはダンボール製であるため、工作感覚で取り組みやすいのが魅力です。
また手持ちのダンボールで、さらなるアレンジも可能。
馴染みのある素材だからこそ、発想力を展開させやすいのですね。
embotの基本セットは以下のような内容になっています。
embotの基本セット
- 組み立て用ダンボール
- embotコア
- サーボモーター
- LEDライト
- ブザー
- 簡易マニュアル
組み立てたembotは、タブレットやスマートフォンのアプリ上でプログラムを組んで操作できます。
ビジュアルプログラミング言語を使うため、子供でも直感的にプログラムを組むことができます。
ビジュアルプログラミングとは?
動きが言葉やイラストで書かれたブロックのようなものをつなげて、プログラムを組み立てられるもの
embotは良心的な価格でありながら、プログラミングの基本が学べる内容になっています。ですのでプログラミング教育の導入におすすめですね。
一方で学習をさらに発展させられるチュートリアルやドリルもあるため、実践力もつけられる教材と言えます。
embotはドコモが統括するプロジェクトから誕生
実はembotは、NTTドコモの新規事業創出プロジェクトから生まれたプログラミングロボットなんです。
2018年12月からは、ドコモショップにおいてembotを用いたプログラミング教室も開催されていたんですよ。
またドコモではこのembotを活用して、2020年から小学校でプログラミングの指導に当たる、現場の先生へのサポートも行なっています。
小学校の教育指導要領に沿った「embotプログラミング授業サポートツール」も開発されました。
参照:プログラミング授業サポートツール|embot公式ホームページ
参照:NTTドコモ、小学校でロボット授業を実施へ ダンボールロボット「embot」を活用|ロボスタ
参照:embotが全国の授業に登場?「未来の学びプログラミング教育推進月間」にドコモがembotで協力|embot公式ホームページ
embot最大の魅力は良心的な価格
embotの基本セットの価格は、6,600円。
この価格はとっても良心的だと思います。
例えば以下の記事で紹介している、ロボットプログラミング教材を見てみてください。
もちろん、いずれもそれだけの価値はある教材だと思います。
しかしこれからプログラミング学習をスタートさせるにあたって、
以下のような心配をしている親御さんも多いのではないでしょうか。
「高いお金を出したのに、すぐに飽きてしまったらどうしよう?」
「うまく学びを発展させられなかったら、お金がもったいない」
その点、embotの価格は6,000円台。プログラミング学習の導入としても、セレクトしやすいですよね。
embotの遊び方がよくわかる動画をチェック
出典:YouTube(embot エムボット 公式チャンネル)
embotの遊び方は、上の動画を見てもらうとよくわかります。
動画にある通り、embotの組み立てはとてもシンプル。
あらかじめ切り込みが入った段ボールを使うため、小学校低学年のお子さんでも組み立てやすくなっています。
また組み立て方も、タブレットで動画解説を見られます。
embotはタブレットで感覚的にプログラムが組める
先に紹介した動画でもあったように、embotのプログラムはタブレット上で組むことができます。
embot専用アプリをダウンロードすれば、ビジュアルプログラミング言語を用いた直感的なプログラミングができます。
embotの操作で使うビジュアルプログラミングはブロックを指でドラッグさせてプログラムを組めるので、パソコンにテキストを打ち込むような難しい操作は必要ありません。
embotでは、このようにブロックによって組み立てたプログラムを、
プログラミング言語JavaScriptに変換し、サーボモーターやLEDに命令を送信しているのです。
参照:JavaScriptとは何なのか!初心者向けに徹底解説|TechAcademyマガジン
embotの口コミをチェック
プログラミング学習のスタートとして魅力的なembot。
ここで実際にembotで遊んだ人の口コミを見てみましょう。
満足度が高い口コミと、ちょっと気になる口コミの双方を取り上げましたので、購入前の参考にしてくださいね。
満足度高めの口コミ
ダンボールのロボットは自分で組み立てる必要がありますが、ガイドに従ってゆけば簡単に組み立てられます。
プログラミングというと難しいイメージがありますが、ゲーム感覚で動きを組み立ててゆくことができるので、直感的に操作できることができました。
実際に動くと、動作がとても可愛くて子供も大喜びです。
(出典:Amazonレビュー)
姪っ子に気に入ってもらえました
小学2年生の姪っ子にプレゼントしました。届いた瞬間にそれまで遊んでいたゲームをやめてさっそく組み立てて、寝るまで2, 3時間遊んでいました!
組み立てる楽しさと、自分の意図がロボットの動きになる感動があったようです。
楽しみながら学べるプレゼントになってよかったです!
(出典:Amazonレビュー)
ダンボールを使用したり、価格帯をさげるための工夫がたくさんあり、おもしろいと思いました。 シンプルな機能にしぼったところが、導入用としてとてもよいと思います!
(出典:embot公式ホームページ)
ちょっと気になった口コミ
命令できる動作が少ない(手を振る、ライトをつける、ブザーを鳴らすくらい??)ので、もう少し動作の種類があると楽しそうだなとも思います。(研究不足なので、本当はもっといろいろ動かせるのかもしれません。)
(出典:Amazonレビュー)
小学校中学年〜高学年には物足りない?
プログラミングに興味がある小学4年の息子のために購入しました。
届いてから1時間少々で組み立て完成。工作が好きなお子さんなら難なく作れるレベルでした。
タブレットにアプリを入れて遊びましたが、息子いわく「やれる事が少ない」とのこと。
手やランプの点灯以外にもできることがあったらよかったな~と言われました。
アプリが更新されれば出来る事も増えるみたいですが、アプリの更新まで待てず届いてから3日で飽きてしまいました。
小学生低学年なら長く楽しめると思いますが、中学年~高学年には物足りないと思います。
(出典:Amazonレビュー)
embotではチュートリアルとドリルで学びをサポート
embotの口コミの中には、「プログラミングの基本は学べるけどちょっと物足りない」といった声もありました。
そのような場合に役立つのが、embotのチュートリアルとドリルです。
以下の公式サイトからも見られるので、ぜひアクセスしてみてください。
例えばチュートリアルでは、同じ動きを繰り返したいときに使うfunctionやforの使い方が解説されています。
またドリルでは、以下のような問題が出されます。
embotサンプルドリルの一例
- 手を動かすためのプログラム「サーボ1」「サーボ2」の「サーボ」とはそもそもなんのこと?
- ライトを3秒間だけ光らせたいときに組むプログラムはどのように作ればいい?
- 剣と盾を持たせたembot2台にバトルさせるとき、どのようなルールにすれば上手く遊べる?
これは公式サイトで見られるサンプルドリルですが、
実際のドリルをクリアしていくと、embotのパワーアップパーツがゲットできるのだそうです!
ちなみにembotのパワーアップパーツを手に入れるためには、7級ドリルに合格しなければなりません。
この他にも、embot公式サイトではembotの遊び方事例が掲載されています。
embotの基本操作をマスターしたお子さんでも、このようなチュートリアルやドリル、公式サイトの遊び方をヒントに、さらに学びを発展させていけるでしょう。
バージョン3.0ではembotがさらに進化!
新たにリリースされるembotバージョン3.0やアプリでは、以下の3つの機能が追加されます。
embotバージョンアップで追加される機能
- ハードスイッチ
- Linkingセンサー
- Waitブロック
まずハードスイッチとは、embotコアのGPIOピンの接触を検知するもの。
そしてLinkingセンサーは、ドコモが推進するIoTプラットフォーム「Linking」サービスと連携しています。
これらの機能追加によって、embotを「乾燥警報機」のようにプログラムしたり、「お天気予報」のようにプログラムすることも可能なんです。
参照:【ますます便利に!】embotアプリを大きくアップデートします!
このようなプログラムを組むことは、embotで身につけたプログラミングの基礎知識を、実践に移すのに役立つでしょう。
参照:よくあるご質問(Q. ダンボール製以外のものを作る予定はありますか?)|embot公式ホームページ
バージョンアップ前のembotコアも無償交換してもらえる!(※現在は終了)
こちらのキャンペーンは終了しています
embot公式サイトでは、旧型embotコア→新型embotコアへの無償交換キャンペーンが実施されました。
2019年6月30日(必着)までにお手持ちのembotコア(バージョンアップ前)を送付すると、新たなバージョンのembotコアに無償交換してもらえます。(※先行体験版は対象外)
バージョンアップ前のembotコアかどうかを確認するには、embotコアにLED2つを接続します。
電源ONでLEDが片方のみ点灯するものはバージョンアップ前のものなので、無償交換キャンペーンの対象となります↓
embotの購入はタカラトミーモールで!
プログラミング学習のエントリー教材としておすすめのembot。
embotはタカラトミーモールで購入できます。
embotの価格は6,600円。タカラトミーモールは5,500円以上購入で送料無料になりますので、embotの購入に送料はかかりません!
embotでプログラミング教育を始めよう!
embotは、一般的なロボットプログラミングに比べて安価で、プログラミング学習の導入としておすすめの教材です。
プログラミングと聞くと難しく考えがちですが、
ダンボールロボットであるembotなら、工作感覚でプログラミング学習をスタートできます。
またビジュアルプログラミングが採用されているため、お子さんでも直感的にプログラムを組むことができます。
さらにembotは「とっておきキット」という拡張キットも用意されており、上記の画像のような自動販売機やレジスターなども作れます。
あなたもembotで、プログラミング教育をはじめてみませんか?
・embotはダンボールで気軽に楽しめるプログラミングロボット
・NTTドコモの新規事業創出プロジェクトによって誕生
・プログラミングロボットとしては安価な6,600円
・すでに教育機関の教材として導入されている
・チュートリアルやドリルで学習をサポートしてくれる
・バージョンアップによって動作バリエーションが豊富に