子供に習い事をさせる意味とは何でしょう?
この記事を読むあなたも、お子さんに習い事をさせようか迷っているのではないでしょうか。
中にはお子さんがまだ0歳や1歳、2歳で、
「こんな小さいころから習い事をさせる意味はあるのかな?」
と疑問に思っている人もいるのでは?
そこで今回は、そもそも「習い事」という言葉が持つ意味を参考に、
「習い事をさせる意味」について考えていきたいと思います。
また0歳・1歳・2歳、幼稚園など、各年代別のおすすめの習い事や、
それぞれの年代で習い事を探す際におさえるべきポイントについても解説します。
この記事を読めば、あなたもお子さんに習い事をさせるべきかが分かるでしょう。
習い事探しに悩んでいるパパやママはぜひ参考にしてください。
https://oyakode-lesson.net/kids-eachlearn/too-much/
そもそも「習い事」が持つ意味は?辞書で調べてみた
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そもそも「習い事」が持つ意味はどのようなものなのでしょう?
辞書で習い事を調べると
ならう事柄。稽古事。
引用:weblio辞書
と書いてあります。
また英語で「習い事」に当てはまる言葉を調べると、以下の3つの単語が出てきました。
- accomplishment
- lesson
- practice
それぞれの意味を調べてみると、以下のようになっています。
- accomplishment
完成、成就、遂行、成果、業績、特技、芸才、(上流社会の)教養、たしなみ
引用:weblio辞書
- lesson
学課、課業、(連続する)授業、けいこ、レッスン、(教科書中の)課、教訓、訓戒、見せしめ、日課
引用:weblio辞書
- practice
(理論・思想に対して)実行、実践、実地、実際、(実地で得た)経験、(反復して行なう)練習、けいこ、(練習で得た)熟練、手腕、(個人の)習慣
引用:weblio辞書
これらを見てみると、日本語の「習い事」の意味の定義は狭く感じます。
しかし英語に変換すると、さまざまな意味合いが込められていることが分かるでしょう。
英語・ピアノ・水泳・そろばん……子どもに人気の習い事はさせる意味がある?
子供に人気の習い事と言えば、以下のようなものが挙がります。
- 水泳
- ピアノ
- 英語・英会話
- 書道(習字)
- そろばん
ケイコとマナブ.netで行われた小学生以下の習い事に関するアンケートによると、
2016年の小学生以下に人気の習い事のトップ3は以下のようになっています。
- 水泳
- 英語・英会話
- ピアノ
またこれから習わせたい習い事としては書道やそろばん、
そして2020年からの必修化を受けて、パソコン関連(プログラミング)の習い事も急上昇していました。
参照:『ケイコとマナブ』2016年 子どもの習い事ランキング
次の項目からは、これらの習い事をさせる意味について考えてみましょう。
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習い事で水泳をさせる意味
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前述したアンケートによると、小学生以下の習い事の一番人気は水泳でした。
実際にわたしの娘も、0歳から水泳(ベビースイミング)をしています。
我が家が娘に水泳をさせてみようと思ったのは、万が一のときに、自分の命を自分で守れるようになってほしい願いからでした。
また先に紹介したアンケートの結果によると、
「学校の授業では泳ぎをしっかり教えてもらえないから」
という理由で水泳を始める子もいるようです。
この他にも水泳には以下のようなメリットが考えられます。
- 関節に負担をかけずにバランスよく運動できる
- 少しずつステップアップすることで成功体験を積み重ねられる
水泳を習わせる意味については、以下の記事も参考にしてくださいね。
参照:【医師監修】子どもがスイミングに通う、8個のプラス効果とは?
習い事で英語・英会話をさせる意味
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水泳に続いて人気の習い事が英語・英会話です。
わたしの娘も2歳ころから、通信教材で英語を始めました。
早期に英語学習を始めると「英語の耳」を育てられるともよく聞きますよね。
しかし以下の記事によると、早期の英語学習に過度の期待を抱くのはNGのようです。
参照:英語は何歳から始めるのがベストなの? 早期英語教育のウソ・ホント
例えば早期からアルファベットを書かせたり、将来的な受験を考えて「勉強」させたりするのは、
幼い子にとっては酷なのではないでしょうか。
それよりも海外の文化を触れたり、英語で発するのを楽しいと感じたりする環境づくりをするのが、大切だと考えられます。
習い事でピアノをさせる意味
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ピアノは特に女の子の習い事として人気ですよね。
わたしの娘も幼稚園年長の1年間だけピアノを習っていました。
ピアノは子供の脳に好影響を与えるという話もあります。
テレビ番組「ホンマでっかTV」でお馴染みの脳科学者・澤口俊之氏は、こちらの記事でこう語っています。
人というのは、夢をもち、その夢をかなえるべく努力して成功し、幸せな人生を送りたい(あくまでも主観的な成功)…だれもがそう願うものですね。そして、そういう人生を送るためには、IQ(一般的知能)よりもHQ(人間性知能)という知能が重要と証明されているのですが、さまざまな習い事や余暇の過ごし方の中でも、すべての実験においてダントツにHQが向上するという結果を出しているのがピアノの稽古なんです
つまり人間として満足度の高い、幸せな毎日を実感するために、ピアノを習うことは役立つというのです。
しかしこのような脳科学のことまで考えながらピアノを習わせている人は少ないでしょう。
お子さんが音楽が好きで、自分の好きな曲を自分で弾けるようになることに喜びや充実感を得られるのであれば、
積極的に続けていい習い事と言えます。
習い事でそろばんをさせる意味
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前述したアンケートによると、そろばんは保護者が子供に「今後習わせたいもの」として人気があるようです。
また以下の記事にように「東大生がやっててよかった習い事」としてそろばんが挙がることも多いです。
参照:東大卒ママがすすめる子どもの習い事は? ズバリこの2つ!|AERA dot.
さらにそろばんは右脳を鍛えられる、という話もよく耳にします。
基本的に計算は左脳がつかさどる分野とされています。
しかしそろばんは玉の位置を画としてとらえるため、イメージなどをつかさどる右脳も鍛えられるというのです。
ですのでそろばんは、左脳も右脳もバランスよく鍛えられる習い事として人気とされています。
わたしの娘もわたし自身も、そろばんを習った経験があります。
わたしは今でも簡単な暗算は頭の中でそろばんをはじいて計算します。
しかし学力的に言うと、わたしは数学がとっても苦手でした(笑)
一方で夫はそろばんをした経験はありませんが、数学が得意だったそうです。
参照:斜陽の「そろばん塾」がにわかに増えた舞台裏|東洋経済 online
習い事で書道・習字をさせる意味
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子供に習い事として書道(習字)をさせるのは、「礼儀作法を身に着けてほしい」のがきっかけの人が多いのではないでしょうか。
また「字は体を表す」という言葉もありますね。
「人としてある程度整った字を書いてほしい」という親心から、習字を習わせる人も多いでしょう。
またこのほかにも、書道は精神統一ができるメリットもあります。
正座をして心を落ち着かせて書に向かうことで、集中力を高めるいい機会になるでしょう。
以下の記事でも、幼少期から書道を習わせることの大切さについて、書家の先生がインタビューに答えています。
お子さんに書道を習わせようと思っている人は、合わせて参考にしてください。
参照:美しい文字は幼少期からの経験でこそ身につくもの。書道書育士・和田華仙先生インタビュー|こどもまなびラボ
そもそも習い事に意味を求めること自体正解なの?
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習い事を選ぶ際、そもそも子供にとって意味があるのかどうかを考えること自体、間違っているのかもしれません。
わたしは習い事は「まずやってみる」のが大切だと考えています。
ですので「習い事」とは考えずに、「経験」ととらえることが多いですね。
例えば週末に娘が興味を持つような体験教室やイベントがあれば、積極的に足を運ぶようにしています。
習い事も意味があるかどうかを基準に考えて申し込むのではなく、
まずいろいろ体験し、その中でお子さんが楽しく続けられるものを選ぶようにするのがいいのではないでしょうか。
0・1・2歳……この時期に習い事をさせる意味ってある?
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前述したように、習い事に過度の期待を寄せるのはNGです。
正直習い事が将来に役立つかどうかは、どの年代でも分からないことなのです。
特に0・1・2歳の早い時期は、習い事にそこまで意味を考えて始める必要はないでしょう。
それよりもパパやママのストレス発散や、親子で楽しめるかどうかを基準に習い事を選ぶのがおすすめです。
次の項目からは、各年代別でおすすめの習い事と、選ぶ時のポイントについて解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
0歳・1歳頃におすすめの習い事
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0歳や1歳のお子さんにおすすめなのは、以下のような習い事です。
- ベビースイミング
- ベビーヨガ
- ベビーマッサージ
0歳児や1歳児のお世話は大変です。
昼夜関係なく授乳をしたりおむつ替えをしたりして、パパもママも忙しい毎日を送っていることでしょう。
そのような時期には、パパやママのリフレッシュにもなる習い事をチョイスしてみてはいかがでしょうか?
我が家の場合、娘が8か月の頃からベビースイミングを始めました。
するとわたし自身も運動でリフレッシュできましたし、
娘も体力を使うせいか食欲が出て離乳食をよく食べてくれたり、よく眠ってくれたりするようになりました。
個人差はあるでしょうが、わたしたち親子にとっては相性のいい習い事だったと思います。
また親子で参加する習い事は、ママ同士のコミュニケーションが取れるのもメリットでしょう。
わたしは娘が0歳のころから親子体操教室に通っていましたが、
同じ年代の子どもを持つママ友と、育児の悩みを分かち合えるのがとても心強かったですし、ストレス発散になりました。
ですので0歳児や1歳児の習い事を選ぶときは、「子供にとって意味があるか?」というよりは
「パパやママのリフレッシュになるか?」を重視して選ぶのもいい方法です。
2歳頃におすすめの習い事
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2歳頃におすすめの習い事は、以下のようなものです。
- リトミック
- 体操
- 絵画
2歳の頃は、子供の自我が芽生える時期とされています。
またイヤイヤ期が始まり、「魔の2歳児」と言われるタイミングでもありますよね。
このような時期の習い事には、家ではなかなかさせられないことを選んでみてはいかがでしょうか。
例えば身体を思いっきり動かせる体操や音楽に合わせてダンスするリトミック、自由に絵を描ける絵画教室などです。
2歳児の「何でも自分でしたがる」特徴を生かして、習い事の時間は自分の思い通りにさせてみましょう。
そのためには習い事教室を選ぶ際も、「子どもの自主性を尊重してもらえるか」をポイントにしてくださいね。
幼稚園児におすすめの習い事
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幼稚園児におすすめの習い事は以下のようなものです。
- 英会話
- スイミング
- ピアノ
幼稚園に入園して初めて集団生活をスタートさせる子もいるでしょう。
中には幼稚園がきっかけで、「友達と何かを一緒にやること」が好きになる子もいるでしょうね。
ですので幼稚園入園を機に、グループレッスンを行う習い事に参加してみるのもいいのではないでしょうか。
またこの時期は、これまでの習い事でお子さんが興味をもつものがあれば、
少し発展させて専門的な習い事を始めるのにもおすすめです。
しかし習い事に過度な期待を寄せるのはいけません。
まず第一にお子さんが楽しんで続けられるかを考えてくださいね。
習い事は家族以外の大人と触れ合えるのもメリットだと思います。
これは子供自身の視野を広げるいいきっかけになるでしょう。
例えばうちの娘の場合、幼稚園の英語の先生が大好きでした。
先生がスムーズに英語を話す姿にあこがれを抱いていたようで、
「先生はどうやって英語が話せるようになったの?」
と、英語の勉強方法を聞いたりしていました。
正直このような知識は、親であるわたしよりも、
仕事として英語を話している人に聞くのがいい方法だと思います。
そういった意味でも、習い事でいろんな「先輩」に話を聞けるのは、
子供の将来を広げるいいきっかけになるのではないでしょうか。
自分がやっていて楽しかった習い事を思い出してみる
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お子さんの習い事を選ぶ基準として、
「わたしたち親自身が楽しんでやっていたこと」
を考えてみるのも一つの手でしょう。
例えばわたしの場合、やっていて楽しかった習い事はそろばんでした。
なぜかと言うと、同じ小学校の友だちがたくさんいたからです(笑)
いつも仲良くしている子と学校の外でも会えるのが嬉しかったんですよね。
またこのそろばん教室では、旅行などのイベントもたくさん開催されていました。
このように自分自身のことを思い返してみると、
意外と楽しかったことの理由って単純なんです(笑)
あなたが楽しかった習い事は何でしょうか?
自分たちが好きだったものを子どもも好きになるか?と言われれば、
必ずしもそうではないでしょう。
しかし習い事を選ぶきっかけとしては、
このようなアプローチ方法があってもいいのではないでしょうか。
子供の夢をかなえられるような習い事を探してみる
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0歳や2歳くらいのお子さんはまだないかもしれませんが、
幼稚園のころになると、「将来の夢」について話し始めるお子さんもいるのではないでしょうか。
そのようなお子さんの将来の夢を、習い事を選ぶ基準にするのもいい方法です。
例えばわたしの娘の場合、「大人になったら漫画家になりたい」と言っています。
今の時点で、漫画家になるための「習い事」はしていません。
しかしタブレットにイラスト作成のアプリを入れて、
タッチペンを使ってイラストを描いたりしています。
またyoutubeでイラストを描く動画をひたすら見て、マネして書いたりもしています。
まだ様子を見ていますが、もう少し本格的に絵を習いたいと言われれば、
絵画教室に通わせてみてもいいのかもしれませんね。
このようにあなたのお子さんにももし将来の夢のようなものがあるのであれば、
それにつながるような習い事を探してみるのもいい方法でしょう。
しかし子供の「将来の夢」というのは、必ずしもずっと続くものではありません。
もし途中で夢が変わったり、それが原因で習い事をやめたいと言い出しても、
「いいよ」と言えるくらいの気持ちでいるほうが、お互いのストレスが少なく済むでしょう。
習い事は意味を深く考えず、まず体験してみよう!
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習い事を始めるときは、そこまで深く意味を考えずに、まずは体験してみるのが大切です。
なぜなら「この習い事はきっとこの子の将来に役立つ!」と思い込んでしまうと、
急に「やめたい」と言われたときに混乱してしまうからです。
すぐにやめさせられず、親子のストレスになってしまう可能性もあります。
ですので習い事を選ぶときは、
「楽しんで続けられるなら何でもいい」というスタンスで、気負わずにまずやってみることをおすすめします。
またお子さんの年代によっては、お子さんへの影響だけでなく、
パパやママのストレス発散として、親子で楽しめる習い事をチョイスするのもいい方法でしょう。
今回紹介した年代別のおすすめの習い事を参考に、ぜひ親子で楽しめる習い事を探してみてくださいね。
この記事があなたとお子さんの絆を深める習い事を探すきっかけになってくれると嬉しいです。
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