この記事はstand.fm(スタンドエフエム)でラジオ配信した内容を記事化したものです。
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そもそも自己肯定感って何?
「自己肯定感」というワード、最近目にしたり耳にしたりすることが増えた方も多いのではないでしょうか。
特に育児に関する情報に触れていると
「子供の自己肯定感を高めるのが大事」
「まずはお母さんの自己肯定感を高めよう」
といったフレーズもよく目にしますよね。
でも自己肯定感にはそもそもどういった意味があるのでしょうか?
自己肯定感が高い=ありのままの自分を認められる
自己肯定感とは、
ありのままの自分を受け入れられる感覚
です。
「ありのままの自分を受け入れる」とは、例えば何かに失敗したとしても、「それも含めての自分」だと、自分自身を認められるような状態です。
長所もあれば、短所もある──このように自分の弱い部分も丸ごと受け入れられる状態が、「自己肯定感が高い状態」と言えるでしょう。
自己肯定感が低いとどうなる?考えられる3つのデメリット
では子育てにおいて「自己肯定感が重要だ」と言われるのはなぜでしょうか。
それは自己肯定感が低いと起こり得る、以下の3つのデメリットがあるからです。
- 新しいことにチャレンジしにくい
- 人からどう見られているのかが気になる
- 自信・達成感・スキルを得る機会を失う
ここからそれぞれのデメリットについて解説していきますね。
新しいことにチャレンジしにくい
自己肯定感が低いと、何か新しいことにチャレンジするシーンで、「失敗しても大丈夫」と思えなくなります。
なぜなら「失敗しても、それも含めての自分だ」と、自分自身を受け入れられる心の基盤が整っていないからです。
その結果新しいことになかなかチャレンジできず、最初から「どうせ自分には無理だ」と諦めてしまう傾向があるでしょう。
人からどう見られているのかが気になる
自己肯定感が低い子供は、自分に自信がなく、常に人からどう思われているかを気にする傾向があります。
また自分自身の評価を、他人と比較することではかっている側面もあるでしょう。
自分自信を他人との比較でしか評価できないと、自分の中に評価軸を見出せられない原因に。
その結果周囲に振り回されやすいデメリットもあります。
自信・達成感・スキルを得る機会を失う
自己肯定感が低いと、新しいことにチャレンジしにくいため、何かを成功させた達成感や自信を得る機会を失いがちに。
その結果負のループに陥る原因になってしまいます。
さらに、最初から「自分にはできない」と諦める傾向が強いため、自分が「余裕で達成できる」と予想できる事柄にしか挑戦できないことも多いです。
その結果スキルも向上しにくくなる原因に。
また余裕を持ってできることしかやらない傾向があるため、モチベーションを維持しにくい傾向もあります。
今日からできる!子供の自己肯定感を高める声かけ
では子供の自己肯定感を高めるにはどうしたらいいのでしょうか。
今回は私が実際に娘(小学3年生)に試してみて、効果を実感した方法を紹介します。
それは
「生まれてきてくれてありがとう」
と伝える方法。
「生まれてきてくれてありがとう」は、子供の存在自体を認める声かけです。
「お母さん・お父さんは、あなたがいるだけで幸せだよ」というメッセージになるため、自然と子供も「私はこの家族に必要な存在だ」と思えるように。
その結果ありのままの自分を受け入れられるようになり、自己肯定感も高まります。
私も実感した自己肯定感の大切さ
この「生まれてきてくれてありがとう」と伝える方法は、娘の登校しぶりが始まり、実際に登校できないことも増えていた時期にはじめました。
登校しぶりが始まった当初、娘は自信を失い、何事にも投げやりになっていました。
しかしこの「生まれてきてくれてありがとう」という声かけをすることで、娘の自己肯定感は高まり、心の安定をはかれるようになりました。
娘の自己肯定感を高まって変化したことの1つに、「小さな自信がついたこと」があります。
それまでの娘は、やる前から「どうせ自分にはできない」と諦める傾向があったのですが、
自己肯定感が高まることで「やってみないとわからないよね」といったポジティブな発言をすることが増えました。
まずは2日間だけでも「生まれてきてくれてありがとう」と伝えてみて
「生まれてきてくれてありがとう」というメッセージをお子さんに伝えることは、「何だか恥ずかしくてできない…」と思われる方も多いかもしれません。
しかしまずは2日間でもいいです。やってみてください。
ちなみに私の場合は、夜眠る前に娘を抱きしめながら「生まれてきてくれてありがとう」と言います。
もちろん私も、初めは「何だか恥ずかしいな」と思っていました。
でもそれも最初だけ。
3日、4日と続けるうちに、あなたもあなたのお子さんも、この「生まれてきてくれてありがとう」のフレーズに慣れるはずです。
「生まれてきてくれてありがとう」というメッセージを伝え続けると、自然と子供をおおらかに受け入れられるようになります。
そして「できないこと」よりも「できること」、「欠点」よりも「長所」にフォーカスできるように。
その結果、子供を認める声かけを積極的に行えるようになり、チャイルドコーチングのアプローチ方法もより効果的にできるようになるでしょう。
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