こう悩むパパやママは多いでしょう。
実際にAmazonで「プログラミング 本」と検索してみてください。驚くほど大量の本がヒットします。
しかし、この記事を読むパパやママは「プログラミングがどういうものか知りたい」と考えている方も多いはず。
そのようなパパやママがプログラミング入門本を買う時は、いきなり「プログラミング言語の本」を買わないでください。
「じゃあどのようなプログラミングの本を選べばいいの?」そう疑問に思いますよね。
今回はわたしが実際に一番初めに購入した、「プログラミングの超入門本」を紹介します。
この記事を読めばきっとあなたのお子さんも、プログラミング学習を楽しく始められるでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。
この記事はこんなママにおすすめ!
・入門書でプログラミングの基礎知識を学びたい
・子供向けのプログラミング入門本が知りたい
・どのプログラミング言語から勉強したらいいのか分からない
・おすすめのプログラミング入門本を知りたい
・超初心者はいきなりプログラミング言語本を買うのはやめよう
・「プログラミングとは?」が書かれた入門本で基礎知識をつけよう
・小学生のこどもにおすすめのプログラミング絵本がある
・基礎知識がついてから勉強したいプログラミング言語の入門本を選ぼう
この記事の前半で紹介する本は「プログラミングの学び方」から知りたい方向け=超初心者向けの本です。すでにプログラミング学習をアプリやWebサービスでスタートさせているのなら、前半は役に立たない内容かもしれません…。プログラミング言語を本格的に学ぶための本を知りたい場合は、こちらから記事後半に飛んでくださいね!
初心者がいきなりプログラミング言語の本を買うのはNG!
初めに言ったように、プログラミングに初めて触れるママは、いきなりプログラミング言語の本を買ってはいけません。
なぜならばそのようなプログラミング学習のための本は、今読んでもほとんど理解できず、挫折する可能性が非常に高いからです。
「こどものプログラミング学習について知りたい」
「そもそもプログラミングって何?」
あなたがもし以上のように感じているのなら、これらの疑問を解決してくれるプログラミング入門本を選びましょう。
初心者におすすめは「プログラミングとは?」が書かれた本
プログラミング初心者におすすめしたい入門本は、具体的にいうと以下のような内容が書かれたものです。
- そもそもプログラミングとは何なのか
- プログラミングでどのようなことができるのか
- プログラミング教育が今なぜ必要なのか
- プログラミング学習をどう始めればいいのか
以上の内容を満たす本が本当の「プログラミング入門本」と言えるでしょう。
わたしが実際に参考にしたおすすめプログラミング入門本
今回わたしがプログラミング初心者におすすめしたい本は、以下の本です。
「プログラミング入門講座」
この本は、わたしが実際に一番はじめに買ったプログラミングの本です。
この本には前述したような、「そもそもプログラミングとは何なのか」「プログラミング学習をどう始めればいいのか」という疑問を解決してくれる内容が詰まっています。
実際に背表紙の目次ページ見てみましょう(Amazonの試し読みでも確認できます)。
以下に裏表紙の目次の引用を記載しますね。
プログラミング入門講座ーー基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業の目次
Part1 新しいスキルを獲得しよう!
Chapter01 プログラミング・スキルの想像以上の価値
Chapter02 効率よく、確実にプログラミング・スキルを習得する方法Part2 世界最高の学習メソッドで学ぶ、はじめてのプログラミング
Chapter03 主な学習サービスの概要と特徴
Chapter04 はじめてでも絶対につまずかない「Hour of Code」
Chapter05 最もシンプルかつ強力な学習ツール「lightbot」
Chapter06 世界最高峰の叡智が作った「Scratch」
Chapter07 コード入力による制御・処理を学べる「CodeMonkey」Part3 「プログラミング」の全体像を理解する
Chapter08 1つのプログラムを最初から最後まで作ってみよう!
Chapter09 他社のプログラムを活用することの大切さPart4 入門者からの脱却 〜もう1つ上のステップへ〜
Chapter10 どのプログラミング言語を学ぶべきか
Chapter11 本格的にプログラミングを学ぶための手引き出典:Amazon
このように「プログラミング入門講座」は、プログラミングスキルの重要性や、初心者におすすめの学習方法まで網羅しています。
プログラミングのことを全く知らない人でも、これを読み終わるころにはスムーズに学習を進められるようになっています。
「プログラミング入門講座」は入門+αの情報も詰まっている
「プログラミング入門講座」に書いてあるのは、基本的なプログラミング知識だけではありません。
具体的なプログラミング学習サービスの紹介や、「どのようにプログラミング学習を始めたらよいのか」というところまで書かれています。
例えばプログラミング学習サービスとしては、以下のようなものが紹介されています。
これらは実際にわたしもダウンロードして、娘と一緒に遊んでいるものです。
ビジュアルプログラミング言語については、以下の記事でも解説しています。
「プログラミング入門講座」では、初心者におすすめのプログラミング言語についても書かれています。
初心者におすすめのプログラミング言語としては、以下の2つが挙げられています。
- Swift
- JavaScript
なぜこの2つが初心者におすすめかというと、比較的学習ハードルが低い点や、開発環境を準備する必要がない点などが挙げられます。
この他にもJavaやPython、C言語といったプログラミング言語が本の中で紹介されています。
そして、それぞれの言語がどのような領域で使われているのか、学習するメリット・デメリットはどのようなものか、なども分かりやすく解説されています。
つまり「プログラミング入門講座」を読めば、「学びたいプログラミング言語を選べるレベル」にまで、プログラミング知識を広げられるのです。
「プログラミング入門講座」は中学生にもおすすめの内容
「プログラミング入門講座」では、実際に無料で学べる初心者向けアプリやwebサービスが紹介されています。
前述したようなHour of CodeやScratchがそうです。
そして後半の章では、そのような気軽なプログラミング学習から、よりハイレベルな学習を始められるゲームやオンラインスクールまで紹介されています。
実際にプログラミング入門講座の中で紹介されているプログラミングゲームやオンラインスクールの一部を、以下に紹介しますね。
これらのプログラミング学習サービスやスクールは、英語のみの表記であったり、小学校のお子さんでは難しい内容のものです。
ですので中学生のお子さんで、もうすでにプログラミングの入門程度の知識はある人であれば、これらを参考に学習を始められるでしょう。
つまり「プログラミング入門講座」は、初心者から抜け出してステップアップしたい人向けの本とも言えます。
1冊あると、あなたのお子さんのプログラミング学習の幅も、大きく広がると言えるでしょう。
小学生におすすめのプログラミング入門絵本
今回は小学生のお子さんにおすすめのプログラミング入門本として、「ルビィのぼうけん」シリーズの2冊を紹介していきます。
本の主人公は、ちょっとふしぎでかわいい「ルビィ」という女の子です。
ルビィシリーズの絵本は、フィンランドのプログラマー、リンダ・リウカスさんが描いたものです。
リンダ・リウカスさんのTEDのスピーチが素晴らしいので、こちらもぜひ見てほしいです↓
出典:YouTube
「ルビィのぼうけん」シリーズはわたしも実際に買った絵本です。
寝る前の読み聞かせにもぴったりで、わたしも娘もお気に入りです。
「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」
「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」は、ルビィが宝石を探し出すために、冒険に出るお話です。
ルビィは冒険の途中、ペンギンや雪ひょう、ロボットといった個性豊かなキャラクターと出会います。
そしてさまざまな課題をクリアしながら、宝石を見つけ出していきます。
「ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ」
「ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ」では、ルビィがマウスと一緒にコンピューターの世界に入り込むお話です。
ルビィとマウスは、友だちのマウスポインタ―を探すため、ハードウェアとソフトウェアの世界を駆け回ります。
「プログラミング的思考」に触れられるルビィの絵本
ルビィシリーズの絵本は、「プログラミングの勉強本」ではありません。
プログラミングがどのようなものなのかを、直接的な表現ではなく、絵本のストーリーとして成り立たせてある本なのです。
絵がカラフルで素敵なので、きっと小さなお子さんもこの世界観に引き込まれるでしょう。
まだ小学校に通っていない3歳程度のお子さんでも、読み聞かせ絵本としておすすめできます。
ルビィシリーズの練習問題でプログラミング的思考にトライ
ルビィシリーズの絵本のポイントは、後半に「自分でやってみよう!」という練習問題が用意されているところです。
練習問題と言っても、そこまで難しく考える必要はありません。
例えば、
「間違いなく歯磨きさせるためにはどのような命令を出せばいい?」
「この中のものでどれがハードウェアでどれがソフトウェア?」
という問題が出されます。
ルビィシリーズの練習問題は、5歳以上のお子さん向けとなっています。しかしわたしの娘は、初めから1人で考えるのは難しかったようです。
ぜひママも一緒に取り組んでみてくださいね。
ルビィの絵本は付録が楽しい
「ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ」には、自分だけのコンピューターを組み立てられる付録も付いています。
わたしの娘はこの付録が大好きで、自分で切り取って遊んでいます。
この付録には「ラム」や「GPU」、「OS」などがあり、コンピューターのハードウェアとソフトウェアの違いを、楽しく学べるようになっています。
きっとママも「そうだったんだ!」と勉強になりますよ。ぜひお子さんと一緒に取り組んでみてくださいね。
ルビィのぼうけんのスターターキットがリリース!
ルビィのぼうけんシリーズを出版する翔泳社から、「ルビィのぼうけん ワークショップ・スターターキット」が発売されました。
このキットでは、ここまで紹介したルビィの絵本2冊と、教材・DVDがセットになっています。
教材は書籍の「自分でやってみよう!」のコーナーがそのまま飛び出したような内容となっています。
気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
※2018年12月5日追記※ルビィのぼうけんに待望の新作が登場!
2018年12月21日に、ルビィのぼうけんシリーズ第3弾が発売されます。
気になる新作のタイトルは「ルビィのぼうけん インターネットたんけん隊」。
お子さんにプログラミングを学ばせたいパパやママの中には、「インターネットの怖さも教えなければ」と感じる方も多いのではないでしょうか。
今回の新作では、ルビィがそんな「楽しいけどちょっと危険なインターネット」の世界へ旅に出ます。
以下の記事でレビューを書いていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
入門本である程度理解できたら次のステップへ
ここまで紹介した3冊の本は、プログラミングの知識が全くない、あるいは小学生のお子さんに向けた本でした。
ここからは
「プログラミングでやりたいことが見つかった」
「こんなサービスをプログラミングで作ってみたい」
「学びたいプログラミング言語がみつかったので、その入門本を知りたい」
という人に向けた本を紹介していきます。
言語別・分野別に紹介していきますので、気になるものからチェックしてみてくださいね。
【Java】人気のプログラミング入門本
Javaは世界で最も使われているプログラミング言語の一つです。
OSに依存せず、MacやWindows、Linuxでも開発できます。汎用性の高いプログラミング言語として人気です。
もしあなたやあなたのお子さんが、Androidのアプリを開発したいのであれば、このJavaを勉強してみるといいでしょう。
「スッキリわかるJava入門」
スッキリわかるシリーズは、プログラミング初心者に重宝されている本です。
Javaでもこのシリーズが出されており、Javaの入門本として高い人気を誇ります。
以下にレビューを紹介しますので、選ぶ際の参考にしてくださいね。
「スッキリわかるJava入門」のレビュー
すげーわかりやすい
自分はプログラミングの基礎知識がありましたが、これは全くプログラミング経験がない人にも分かるように書かれています。
Javaという言語は環境導入が難しいらしいですが、Eclipseという環境の説明があり、苦労もなく導入することができました。
導入しなくとも、ブラウザ上で初心者用のドコJavaというサービスが用意されています。
スッキリシリーズさすがです。
プログラミングを0から始める方でもしっかり学べます。LINEのようなチャット形式で会話があるので楽しいです。
【AI分野】人気のプログラミング入門本
AI分野で使われるプログラミング言語として、Pythonが挙げられます。
Pythonはビッグデータ解析や機械学習で活用されています。
このような分野は、今後ますます発展していくと言えるでしょう。
「独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで」
プログラミング言語Pythonの入門本としては、こちらの本が人気です。
言語本の中でも、初心者が取り掛かりやすい内容となっています。
プログラミングに興味を持ったきっかけがAIなのであれば、2冊目の入門本として買うのもいいのではないでしょうか。
以下にレビューを載せておきますので、参考にしてくださいね。
「独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで」のレビュー
プログラマーへの入門書
実例はパイソンで書かれたコードしか出てこないのだが、
言語に依らないプログラミングの基本精神などをしっかりと伝えてくれる
一冊。プログラミングは勿論のこと、プログラマーとして成長するための
様々なことを教えてくれる。
学ぶ楽しさを忘れない
プログラミング初心者です。よくある入門書では知識一辺倒になってしんどくて最後まで読めなかったりしました。しかしこの本はバランス良くいろんな観点の話が書いてあるので、飽きたら別の章に飛んで、常に興味の赴く話題を読み進めることができました。入門にはとてもいい本だと思います。
【Mac】人気のプログラミング入門本
iphoneやMacを開発するApple社は、プログラミング言語も開発しています。それが先にも紹介したSwiftです。
もしあなたのお子さんが「iphoneアプリを開発したい」と思っているのであれば、Swiftの学習からスタートさせましょう。
「XcodeではじめるSwiftプログラミング」
Xcodeとは、Apple製品のアプリ開発に使われる開発ツールのことです。
こちらの入門本は、JavaScriptの経験があれば理解できる内容でしょう。
以下にレビューを紹介しますので、参考にしてくださいね。
「XcodeではじめるSwiftプログラミング」のレビュー
Swiftを基礎からマスターするにはこれ!
Swiftをマスターしようと思って「The Swift Programing Language」で勉強を始めましたがすぐに挫折…
この本で再チャレンジしています。
現在半分ほど読み終えたところ。型推論やクロージャなどSwiftのモダンな機能がわかりやすく解説されています。
すぐにでも動きのあるiPhoneアプリを作りたい!といった人には向きませんが、Swiftの基本を確実にマスターしたいという人には最適なのではないでしょうか?
とても、わかりやすいです!
自分はJavaScriptの経験が多少あるくらいのレベルですが、
わかりやすかったです。特に、オリジナルのクラスの作成に関する詳しい解説は参考になりました。
オールカラーというのもいいですね。
ただ、Swiftそのものの説明がメインで、iPhoneのプログラミングについては1章だけです。
もう一度復習したら、別の書籍でiPhoneのアプリ作成に挑戦しようと思います。
【Android】人気のプログラミング入門本
iphoneではなく、Androidアプリを開発したい人もいるでしょう。
そのような人は、Androidプログラミングの入門本をセレクトしましょう。
Android開発に使用されるプログラミング言語としては、Javaが挙げられます。
「はじめてのAndroidプログラミング」
「はじめてのAndroidプログラミング」は、Javaの知識があまりない人でも、Andoroidプログラミングができるような内容となっています。
Javaの入門本と合わせて読み進めると、より理解が深められるでしょう。
以下にレビューを載せておくので、参考にしてください。
「はじめてのAndroidプログラミング 改訂版」のレビュー
Androidプログラミングの最初の一冊として最適と思う
基本的にAndroid Studioのツールを使った画面作成を中心に説明がされており、そこにコードを足していくようなスタイルになっているので必ずしもJAVAに精通していなくても他のプログラミングの経験者ならとっかかりとしては何とかなると思う。もちろんAndroidプログラミングをやっていくならJAVAも同時学ぶ必要はあるだろうが、それでもいきなりAndroidプログラミングに取り掛かれるのは大きな価値がある。
うまくまとまっている良書
段階的にコードを打ち込んでいけばサンプルが完成するようになっています。
基本的な内容を丁寧に解説している印象。逆いうとあまり複雑で高度な話題は避けているのかもしれませんが。
プログラミング入門本で自分の学習方法を見つけよう
いかがでしたか?
「プログラミング入門本」と一口に言っても、実はさまざまな種類の本があります。
プログラミングの知識がほぼない状態で入門本を選ぶことは難しいと言えます。
今回は、プログラミングの知識が全くなかったわたしが、実際に初めて買った入門本を紹介しました。
「プログラミング入門講座」は、これからプログラミングの学習をスタートするには、十分な内容が詰まっています。
また、お子さんが初めてプログラミングに触れるのにおすすめの「ルビィのぼうけん」シリーズの絵本も紹介しました。
絵本としても、とても魅力的な絵本なので、ぜひこの機会に、お子さんに読み聞かせてみてくださいね。
プログラミング入門本は、難しい内容ですと、学習に挫折するきっかけにもなり得ます。
今回紹介した本で、楽しくプログラミング学習をスタートさせてみてくださいね。