この記事はstand.fm(スタンドエフエム)でラジオ配信した内容を記事化したものです。
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2回目の緊急事態宣言が出されてしまいましたね…
2021年1月3日、1都3県に緊急事態宣言が再度出されてしまいました(※2月2日現在は11都府県)。
今回は前回の緊急事態宣言とは異なり、小学校などの一斉休校は行わない方針が打ち出されています。
しかし新型コロナウイルス感染症拡大が食い止められない現在、感染への不安が大きかったり、休日もお出かけを控えたりするご家庭は多いでしょう。
そんな中、お子さんと一緒におうちで過ごすことが多いと、
どうしても喧嘩になりやすくなったり、お子さんのできないことばかりに目がいってしまったりすることはありませんか?
今回はおうち時間が増える中、お子さんとのやりとりでストレスを感じてしまう場合の対処法をお話ししたいと思います。
おうち時間が長いと子供のできないことばかりに目がいきませんか?
例えば冬休みや夏休みなどの長期休みは、子供がおうちで過ごすことが多いと思います。
また昨年出された1度目の緊急事態宣言下では、小学校や中学校なども一斉休校に。
自宅でお仕事をしながらお子さんの面倒も見なければならなくなり、非常にストレスフルな状態になった親御さんも多かったことでしょう。
この、おうちでお子さんと過ごす時間が長くなる中で発生するストレスの1つに「子供のできないことばかりに目が行くこと」があると思います。
例えば私自身は小学校3年生の娘がいるのですが、
「またここに靴下脱ぎ捨てて置きっぱなし…」
「またSwitchのコントローラー片付けてないわ…」
と呆れることが日常茶飯事です(苦笑)。
このような「子供のできないこと」は、通常の生活であればそこまであまり気にならないことも。
しかしパパママ自身の仕事が詰まっていたり、体調が芳しくなかったり、今回のようにおうち時間が増えてストレスが溜まっていたりすると
いつも以上に「子供のできないこと」が目につき、イライラしてしまうこともありますよね。
しかしパパママのイライラの感情を、子供にぶつけるように指摘してしまうと、大抵良い結果は生まれません。
私がイライラをぶつけると娘もイライラをぶつけてきて、言い合いになってしまうことがしょっちゅうあります。
では子供のできないことばかりが目についてイライラしてしまうとき、どのように対処していけばいいのでしょうか。
今日からできる!子供へのイライラに対処する4つの方法
おうち時間が増え、「子供のできないこと」ばかりが目につきイライラしたら、以下の4つの方法を試してみてください。
- その場から一旦離れる
- 6秒間深呼吸する
- 事実のみを伝える
- 少し前を思い返す
ここから1つずつ詳しく説明していきますね。
その場から一旦離れる
子供にイライラして感情のまま叱ってしまいそうになったら、まずその場から一旦離れましょう。
イライラして感情が昂っているときは、冷静な判断ができません。
まずは自分の心を落ち着かせる準備期間として、イライラの対象(今回の場合子供)から一旦離れましょう。
そうすれば、事実を冷静に見定められるような心の状態に戻せます。
6秒間深呼吸
その場から一旦離れたら、次は深呼吸しましょう。
実は人の怒りの感情は、6秒間待てば大抵おさまるといわれています。
あなたも試しに、次にお子さんに怒り心頭になってしまった時、6秒間グッと耐えてみてください。
きっとスッと怒りがおさまるのを感じられるはずです。
6秒間、怒りがおさまるのをただ数えて待つのもいいですが、ぜひ試してほしいのが深呼吸して待つ方法です。
特に鼻から腹式呼吸をするのがおすすめ。
次の順番でやってみてください。
- 鼻呼吸で今お腹にある空気を全て吐き出す。その際お腹が凹んでいくのを感じる
- 空っぽになったお腹に新鮮な空気を入れるように、お腹が膨らむのを感じながら鼻から息を吸う
- 再びお腹が凹むのを感じながら、ゆっくり鼻で息を吐く
この深呼吸をじっくり行えば、6秒間はあっという間です。
お腹が膨らんで凹む感覚や、鼻を空気が通り抜ける感覚に意識を集中させていくうちに、
さっきまでの怒りの感情はどこかに消えてしまいます。
事実のみを伝える
その場から一旦離れ、6秒間深呼吸で冷静な心を取り戻したら、お子さんの元へ戻りましょう。
そしてお子さんに「事実のみ」を伝えるようにしてください。
「事実のみ」とはどいうことかというと、例えばSwitchのコントローラーが起きっぱなしであれば、以下のように「事実のみ」を伝えます。
「机の上にSwitchのコントローラーが置いてあるよ」
事実のみを伝える際のポイントは、無駄なフレーズを削ぎ落とすことです。
何度もSwitchのコントローラーが置きっぱなしであるのを見てきたパパママは、どうしても以下のように伝えてしまいがちでしょう。
「もう!またSwitchのコントローラー置きっぱなしだよ!」
しかしこのように、苛立ちをぶつけるように子供に指摘すると、子供も感情に任せて言い返してきてしまいます。
この場合の無駄なフレーズは「もう!」や「また〜しっぱなし」ですね。
何度も繰り返し指摘しているとつけてしまいがちなフレーズですが、ここはグッと堪えて事実のみを伝えることにフォーカスしてみてください。
例えば以下のような言い換えもあります。
「靴下脱ぎっぱなしだよ!」→→→ 「靴下がここに置いてあるね」
「電気つけっぱなし!」→→→ 「洗面所の電気ついているね」
以上のように、親から事実のみを伝えられた子供は、自分でその次の行動を考えられるようになります。
指示命令を出されてその通りに動くのではなく、自分で先の行動を考える力が身に付くのです。
少し前を思い返す
最後はこれからお子さんにイライラするのを少なくするための方法です。
お子さんのできないことばかりが目についてイライラしてしまうのは、やはり一緒に過ごしている時間が長いからこそ起こることでしょう。
毎日一緒に過ごす深い関係性だからこそ、日々成長している些細な部分には目が届きにくいもの。
しかし1日1日の成長は小さくても、あなたのお子さんは確実に成長しています。
そんなお子さんの「できること」にフォーカスするためにおすすめなのが、少し前のお子さんを思い返してみる方法です。
私の場合、例えば娘の靴下が脱ぎっぱなしになっている状態を発見した場合、このように考えます。
「こうやって自分で靴下履いたり、脱いだりできるようになったのも、立派な成長だよなあ…」
このようにお子さんの少し前を常日頃思い返すことを習慣化すると、「できないこと」ばかりだけでなく「できること」にも注目しやすくなります。
そしてできるようになったことを発見したときは、
「少し前まではできなかったのに、できるようになったんだねえ」
と認めてあげるようにすると効果的です。
おうち時間が長い今は親子の信頼関係を深める機会でもある
今回再度緊急事態宣言が出された1都3県(※2月2日現在は11都府県)に住まれているご家庭では、新型コロナウイルスに関して不安が大きかったり、外出自粛によるストレスが大きかったりするでしょう。
しかしおうちで過ごす時間が長い今は、お子さんの些細な成長にも目を向け、喜びを共有する良い機会でもあります。
ぜひ、今回紹介したようなストレス解消法や、「できないこと」よりも「できること」にフォーカスする方法を試してみて、親子の信頼関係を深めるきっかけにしていただけると嬉しいです。
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