この記事はstand.fm(スタンドエフエム)でラジオ配信した内容を記事化したものです。
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子供に「傾聴」しているつもりでも…
チャイルドコーチングにおいて、重要となる「傾聴」。
そもそも傾聴とは、子どもの話にじっくり耳を傾け、子供が話したいように話ができる状態に導く目的で行います。
その際に重要となるのが、お子さんの話を受け入れる「受容」です。
でも傾聴に慣れない時や、まだ意識しないと傾聴がなかなかできない時、この「受容」と「賛同」を混同してしまうことがあります。
「受容」と「賛同」を混同してしまうと?
受容ではなく賛同になってしまうと、自分が賛成できることのみにリアクションをとることになります。
でも傾聴は、たとえお子さんの考え方や意見に対して賛成はできなくても
「あなたはそう思ったんだね」
と受け入れるアプローチ方法です。
では、もし傾聴しているつもりでも、受容ではなく賛同になってしまっていると、どうなるのでしょうか。
いつも一緒に過ごしているお子さんなら、親御さんの反応を敏感にキャッチします。
親御さんが自分の話をただ受け止めるのではなく、賛成できる考えのみにリアクションしていることにも気づいてしまい、思い通りに話をしてくれなくなるかもしれません。
もしかすると、親御さんが賛同してくれることばかり話すようになり、本音でなかなか話しにくくなるきっかけになる可能性も。
このような関係性では、お子さんは自分の悩みも気軽に打ち明けられず、一人で抱え込んでしまう恐れもあります。
まずは「受容」で何でも話しやすい関係性を築こう
でも、お子さんのどんな考え方も一旦は受け止める「受容」を意識するようにすると、お子さんはありのままを話せるようになります。
つまり「お父さん・お母さんにはなんでも話せる」という安心感を養うことができるのです。
このような関係性が普段から築けていると、お子さんが本当に困っている時、親御さんにヘルプを求めやすくなります。
もし最近傾聴を意識し始めたというお父さん・お母さんがいらっしゃれば、今回お話ししたような「賛同になっていないか?」という視点を大切にしてみてくださいね。
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